江戸の滋養強壮剤!? 体がポカポカ、甘酒の魅力

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寒い季節においしいホットドリンク、甘酒を飲んだことってある?

甘「酒」と書きますが、米麹とごはんを発酵させて作るものなら、アルコール度数はゼロ。発酵の過程で生まれる自然な甘みが特徴です。でも、酒かすを水で溶き、砂糖を入れて甘みをつけるタイプにはアルコール分があるので要注意。

甘酒には、ブドウ糖が多く含まれています。ブドウ糖は体内に取り込まれたら、すぐエネルギー源になってくれる栄養素。ほかにも、ビタミンB群、ミネラル、タンパク質、脂質など、体にうれしいものがたくさん入っています。栄養サプリなどなかった江戸時代、甘酒が滋養強壮剤としてポピュラーだったのもうなずけますね。

最近では、この栄養豊富な甘酒をダイエットに取り入れる女子もいるとか。カロリーが低いこと、砂糖を使っていないこと、甘酒に含まれるオリゴ糖や食物繊維が腸に働きかけてくれることなどがその理由です。お腹まわりもすっきりさせてくれるうえ、体を温めるので代謝アップも期待できます。

朝ごはんを甘酒にすると、手軽に栄養補給できるだけでなく体も温まるので、寒い冬のダイエットにぴったり。夕ごはんが遅くなりがちなら、思い切って甘酒だけにして眠るのもいいですね。甘酒のほのかな甘さや香りがリラックス気分を誘います。消化が良く胃腸によけいな負担をかけないので、内臓から体を休めることができるでしょう。

体も温まり、栄養豊富で、さらにダイエットにも活用できる甘酒。いつもの食生活に取り入れてみない? 《anan NEWS》