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インスタグラムのフォロワー数が220万人を超える人気者、柴犬まるが、LINEオフィスにやってきました! 「世界一有名な柴犬」として海外からの人気も高いまるちゃんの飼い主、小野慎二郎さんにまるちゃんとの出会いから、現在の生活、犬を飼うことへの思いまで、うかがってきました。

 

――今、世界中で大人気のまるちゃんのお名前は奥様がつけられたんですよね?

そうです。「まる」という言葉尻が好きで、みんなに優しく、角のない性格になるようにと妻がつけました。顔も丸いですしね(笑)

――さきほどの写真撮影のときもおとなしくて、とってもお利口さんでしたが、犬の学校に通うなど訓練を受けたりされたのでしょうか?

まる自体は何もしていないのですが、私が犬と接する方法をプロの方から学びました。家にプロの方に来ていただいて、トレーニングを受けたんです。海外ではそれが主流で、動物を飼う資格を取らないと飼うことができないところもあるらしいです。 

――訓練はなぜ受けることにされたのですか?

僕はそれまで犬を飼ったことがなかったので、飼い方がわからなかったからです。まずは自分が勉強しようと。まるは特にしつけもしていないので、性格的なものだと思います。

――まるちゃんは愛されていて、幸せですね! 子どものころからこんなに穏やかな性格だったんですか?

子犬のときはもっとヤンチャでした。今まるは8歳なんですが、3歳くらいから大人になってきましたね。 子犬のときから吠えはしなかったですけど、こんなにじっと座っていたりはしなかったです。

――笑っているような表情が本当にかわいいですよね!

まるの特徴ですね。笑顔は世界共通といいますか、言葉がいらないので、海外の人にもまるは親しまれています。

――海外でも大人気ですもんね!

フォロワーの9割くらいは海外の方です。インスタグラムは日本国内で5位です。まるは日々のストレスや疲れを癒やす存在のようです。ひとり暮らしをしていて犬を飼えなかったり、飼っていたわんちゃんが亡くなって今は犬を飼えないけれど、まるを見て飼っている気分になっているという方もいらっしゃいますね。

――インスタグラムに写真をアップされたきっかけが震災だったんですよね?

もともとインスタはやっていて、今は一日3枚写真を投稿しているのですが、頻繁に投稿するようになったきっかけは東北の大震災のときです。当時TwitterなどのSNSにも嫌な雰囲気があって、心ないデマが流れたりしているのを見て、 残念な気持ちになっていました。そこでまるの震災とは関係ない笑っている写真を投稿してみたら、みんなから「ありがとう」といったコメントが返ってきたんです。こういう震災の支援もあるんだなと思って、それ以来、一日も休まずに投稿を続けています。

――まるちゃんがおうちに来てから、もう8年がたつんですね。もういなくてはならない存在ですよね?

そうですね。家族です。子どもがうちはいないので、子どものように接しています。

――まるちゃんはふだん、おうちではどんな生活をしているんですか?

寝ています。犬はよく寝る動物なので。

――まるちゃんと一緒にいて小野さんは変わったと思われますか?

今まで、まるが来るまで平日は仕事で残業して遅くに帰ってきたり、土日もずっと寝てしまったりしていたんですけど、それはあまり仕事以外でやることがなかったからでした。でも、まるが来てからは、自分だけの時間ではなく、まると過ごす時間を作ることができて生活が変わりました。

――生活スタイルが変わったんですね。

はい。それから、まるが仲介役となっていろいろな人に会えるようにもなりました。旅をしているときに現地の人たちと話す機会というのはなかなかないと思うのですが、まるが行くとみんなが話しかけてくれるんです。「あそこに行ってみたらいいよ」とかコミュニケーションがまるがいることによって、円滑に進むようになり、知り合いもいっぱい増えました。

――全国の旅はいまも継続中なんですよね? これから行きたい場所はありますか?

真冬の北海道に行ってみたいです。まるは雪が大好きなので。あとは沖縄にも行ってみたいですし、もうちょっと日本の原風景が残っているところに行ってみたいです。

――旅を始められたのは、まるちゃんに日本の風景を見せてあげたいのと、海外のフォロワーさんのためなんですよね?

そうですね。海外の人たちからの「もっと日本のことを紹介してほしい」という声もありますし、まると海外にはなかなか行けないので、日本中を見せてあげようかなという気持ちからです。

――以前、まるちゃんに出会ってから命について考える機会が増えた、とおっしゃっていたのがとても印象的でした。

たとえば、お肉をいただくときにも、命をいただくのだという気持ちで食べるようになりました。蚊一匹もまるを飼い始めてからつぶせなくなってしまいました。少なくとも自分のまわりではなるべく殺生をしたくないなと思うようになりましたね。まるは犬なので寿命が人間より短いですよね。でも、まるは自分に制限をかけずに動くんです。私なんかは、ここで無理をしたら明日に差し支えるかなとか考えるんですけど、まるはその瞬間瞬間を全速力で生き抜いていて、明日のことなんて考えていないわけですよね。そんなまるを見て、自分は全速力で生きていなかったなと思ったりしました。

――動物は生きることに手を抜かないですよね。少し真面目なお話をしますが、犬をとても愛していらっしゃる方がいるいっぽうで、動物を虐待してしまう残念な事件もあとをたちません。犬と人間が幸せに生きていくためのコツはあると思われますか?

動物を触って「あったかい」と感じることではないでしょうか。人間と同じように血が通って生きているんだということを感じることだと思います。特に子どものころに動物と接する体験をどれだけしたかはとても重要だと思います。僕がすごく好きな海外の言葉に「子どもが生まれたら犬を飼いなさい」ということわざがあるのですが、犬は子どもにとって、最初は子守り役になり、子どもが成長してきたら遊び相手になり、もっと成長したら相談相手になり、最後は死ぬことによって、命の大切さをその子に教えてくれるという。子どもに対する教育を犬がしてくれるという考え方なんです。もっと日本でも積極的に動物とかかわる教育をすべきかなと思います。

――情操教育ですね。

あとは法律もですね。ドイツには法律の中に世界で唯一「動物は物ではない」という一文が入っているんです。日本ではまだ動物は「器物」なので、犬がたとえば刺されたりしても、器物破損になるんですよね。その法律は変わらないといけないと思います。

――まるちゃんのLINEスタンプの開発も始まりましたね! どんなスタンプにしたいですか?

まるのコミカルな動きを表現できる絵だったり、鳴き声も入れたいと思っています。クンクン言っている声や遠吠えなんかを入れたいです。まるは町内放送や選挙カーの声に合わせて遠吠えしたりするんですよ。LINEならではの企画にしたいですね。

――楽しみにしています! ありがとうございました!

中身は人間なのでは? と思うほど小野さんの言うことを理解しているまるちゃん。小野さんとまるちゃんを見ていると「犬は人間の友だち」とは本当にそうなんだなぁと感じました!

会いたい“あのひと” を身近に ―― LINE BLOG。
まるちゃんのように、一日一日を大切に過ごしたいですね!
それでは、また。(撮影/クマ、取材・文/Mikity)