自動車の免許が「2割引」でとれるって本当?
雇用保険に3年以上加入しているひとなら「一般型」の対象となり、気象予報士や保育士などの資格をはじめ、自動車の運転免許でも最大10万円の補助が受けられる。調理師などのスキルを求められる資格は「専門実践型」と呼ばれ、訓練期間も1~3年と長くなるが、資格をとってから1年以内に就職すると費用の60%も支給されるので、大胆な方針変更も可能なのだ。
教育訓練給付制度は1998年から存在するが、2014年10月に改正され、資格や免許によって「一般型」と「専門実践型」の2つに分けられた。どちらも雇用保険に加入している/いたひとが対象で、期間によってさらに細分化され、
〇一般型
・はじめて利用 … 1年以上
・2回目以降 … 3年以上
〇専門実践型
・はじめて利用 … 2年以上
・2回目以降 … 10年以上
と定められ、在職中のひとでも構わない。費用の20%・上限10万円が支給されるので、事実上「2割引」で転職の準備ができるのだ。
一般型の対象となる資格や免許は、
・歯科助手
・保育士
・簿記2級
・インテリアコーディネーター
などがあり、もっとも身近なものでは自動車の運転免許も対象となる。中~大型自動車やフォークリフト、けん引などの免許が対象となるので、興味のあるひとはぜひ利用して頂きたい。ただし普通自動車は「第二種」のみで、これはタクシーなどの旅客運送のための免許が対象となる。一般的に「運転免許」と呼ばれる「第一種」では、この制度は利用できないのでご注意を。
■専門実践型なら合計96万円も支給される
専門実践型は、その名の通り専門性の高い資格や免許が対象となり、訓練期間も1~3年と長い。そのため支給率も40%に増え、1年あたり最大32万円が補助される。
この制度を利用できるのは、現在働いている、もしくは離職してから1年以内のひとで、同じ会社での在籍期間が10年以上など少々フクザツになる。対象となる資格はおもに「業務独占資格」で、その資格がないと就けない仕事がターゲットとなる。例をあげると、
・看護師
・美容師/理容師
・調理師
・航空機操縦士
・MBA
などで、意思さえあればまったく異なる分野へ転身することも可能になる。
このタイプの訓練は、ハードルが高いぶんだけ補助も手厚い。資格を取得してから1年以内に就職するとさらに20%が上乗せされ、最大48万円/年も補助してもらえるのだ。支給される期間は原則2年とされているので、計96万円が支給される計算となる。
かりに年間100万円の授業料がかかったとしても、ほぼ1年分がチャラになるのは有り難い。資格の取得と就職が条件となるため訓練中は「自腹」となるが、それは当然の投資であり、頑張ればチャラになると考えれば「はりあい」も生まれるだろう。電気工事士や建築士、保健師や栄養士などよく耳にする資格も対象となるので、がんばってみよう!と思うひとはパンフレットを読むか、ハローワークに相談しに行くと良いだろう。
■まとめ
・2014年10月に、教育訓練給付制度が改定された
・一般型は10万円/年が、専門実践型は32万円/年(どちらも最大で)が補助される
・専門実践型は、資格を取得し1年以内に就職すると、さらに20%が支給される
