立ち食いといえども、焼き肉だってジビエだってあるんです!立ち食いを楽しめる厳選3軒をご紹介。



夜の帳が下りれば、店の賑わいも最高潮
立ち食い×焼肉
『六花界』

神田


立ち食いそばや寿司があるなら、立ち食い焼き肉があってもおかしくない……?と思ったら、発見!

神田駅前にある『六花界』は知る人ぞ知る立ち焼き肉の聖地!すれ違うのがやっとな空間だし、七輪も2台しかないから、譲り合って使うのがお作法。だけど、次第に連帯感が生まれるから面白い。

それでいて、肉は芝浦から直接仕入れ。肉のイキも盛りも、あと店員さんや常連さんたちのノリも良くって、クセになりそうな店だ。

さらに日本酒、焼酎、ビール、ウイスキーと豊富に揃うお酒もリーズナブルに楽しめる。



肉はボリュームたっぷりに盛られているのにリーズナブル。マルチョウやカイノミなども味わえる




外は立席、中はテーブル席
立ち食い×ジビエ
『罠』

八丁堀


柔らかく上品な蝦夷鹿の芯玉、濃厚な旨みと歯ごたえが魅力の猪のバラ、ササミでも圧倒的に力強くジューシーな雉……。八丁堀の裏路地。魅惑的な肉が焼ける匂いの充満する空間に、エネルギッシュに食らい、ワインをがぶ呑みする客が夜な夜な集う。壁にはこちらを見据えるかのように堂々たる姿をみせる鹿の剥製、七輪にのっているのはすべてジビエだ。

基本メニューは蝦夷鹿、猪、雉、猪豚の焼きの直球勝負。ジビエ=フレンチ、高級というイメージを軽々と乗り越えるこのスタイルに加え、北海道や熊本などの猟師から届く新鮮な肉のクオリティも特筆ものだ。新鮮かつ下処理が丁寧だから、驚くほど獣臭さはない。けれど、ジビエ独特の力強い旨みと濃密な芳香は脳に直接響くほどにガツンとくるのだ。そして、グラスにはリーズナブルなワイン。控えめに言って、この店最高!



ジビエを豪快に炭火焼き。一升瓶から注がれる量りワインとともに楽しみたい



ジビエ3種盛。その日のおすすめ3点。はじめてならまずはこれ。モツ派なら猪豚を




清潔感のある白塗りの屋台。一人で訪れる女性客も
立ち食い×葉巻・ワイン
『トワイロ』

非公開


キューバシガーをくゆらせバカラグラスでワインを楽しむ客がいる、洗練されたスタンディング屋台。

ドリンクのみでフードはなんと持ち込み自由だ。もし鍛冶橋付近で出会っても明日はまた次の地へ。スケジュールを尋ねても店主は口を開かないため、Twitterなどの情報でしか辿り着けない、蜃気楼のような店。



グラスはバカラで統一。ホットワインは耐熱カップで提供



シガーファンに人気のコイーバ