各リーグを引っ張る新世代の旗手、ヤクルト・山田哲人とソフトバンク・柳田悠岐 ©BASEBALLKING 

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 新世代のスターは、すべてにおいてすごい。

 今シーズンのセ・パ各リーグを盛り上げている打者といえば、ヤクルトの山田哲人とソフトバンクの柳田悠岐。史上8人目の『三冠王』や史上9人目の『トリプルスリー』を視野に捉える2人は、間違いなく残り1カ月ちょっとのプロ野球界を大いに盛り上げる存在になる。

 実に65年ぶりとなる「両リーグでトリプルスリー誕生」もくっきりと射程圏に捉えている2人だが、特筆すべきは打率・本塁打・盗塁の3部門だけではない。それ以外の分野でも非常に優れた成績を残しているのだ。

 以下が山田と柳田の8月23日終了時点の成績と、その数字のリーグ内順位を表したもの。

山田哲人(ヤクルト)

114試合(1位T) 

安打150(2位) 二塁打33(1位) 三塁打1(26位T)

本塁打31(1位) 塁打数278(1位) 打点79(2位)

得点97(1位) 三振84(6位) 四球58(3位) 死球5(9位T)

犠打0(-位) 犠飛2(18位T) 盗塁26(1位)

打率.3333(1位) 出塁率.414(1位) 長打率.618(1位)

OPS1.032(1位) 得点圏.3516(2位)

☆10部門でトップ!

柳田悠岐(ソフトバンク)

・108試合(9位T)※全試合出場中

安打150(2位) 二塁打25(7位T) 三塁打1(25位T)

本塁打26(4位T) 塁打数255(1位) 打点82(3位)

得点86(1位) 三振78(10位T) 四球62(1位) 死球11(2位T)

犠打0(-位) 犠飛1(-位) 盗塁26(1位T)

打率.3694(1位) 出塁率.465(1位) 長打率.628(1位)

OPS1.093(1位) 得点圏.429(1位)

☆9部門でトップ!

 ご覧のように山田は10個の部門で、柳田もそれに次ぐ9個の部門でリーグトップの数字をたたき出している。ひと昔前の化粧品のCMのような状態となっているのだ。

 野手部門を総ナメにする勢いの彼らは、果たして“何冠”を手にするのか。残り30試合とちょっとのプロ野球で、大きな楽しみとなりそうだ。

<セ・タイトルレース>

● 打率

1位 .3333 山田哲人(ヤクルト)

2位 .3326 川端慎吾(ヤクルト)

● 本塁打

1位 31本 山田哲人(ヤクルト)

2位 22本 畠山和洋(ヤクルト)

● 打点

1位 84点 畠山和洋(ヤクルト)

2位 79点 山田哲人(ヤクルト)

● 安打

1位 155本 川端慎吾(ヤクルト)

2位 150本 山田哲人(ヤクルト)

● 盗塁

1位 26個 山田哲人(ヤクルト)

2位 22個 梶谷隆幸(DeNA)

<パ・タイトルレース>

● 打率

1位 .3694 柳田悠岐(ソフトバンク)

2位 .3685 秋山翔吾(西武)

● 本塁打

1位 32本 中村剛也(西武)

2位 27本 李大浩(ソフトバンク)

2位 27本 中田翔(日本ハム)

4位 26本 柳田悠岐(ソフトバンク)

4位 26本 松田宣浩(ソフトバンク)

● 打点

1位 103点 中村剛也(西武)

2位 83点 中田翔(日本ハム)

3位 82点 柳田悠岐(ソフトバンク)

● 安打

1位 178本 秋山翔吾(西武)

2位 150本 柳田悠岐(ソフトバンク)

● 盗塁

1位 26個 柳田悠岐(ソフトバンク)

1位 26個 中島卓也(日本ハム)