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朝ドラ「まれ」(NHK 月〜土 朝8時〜)6月18日(木)放送 第12週「官能カスタードクリーム」第70話より。脚本:篠崎絵里子(崎の大は立) 演出:西村武五郎

勝手に、今日の名言


「結局はね、ストーカーっていうのの線引きっていうのは 行為じゃなくて誰がってことなんだと思うんだよね」(輪子〈りょう〉)

確かに、大輔(柳楽優弥)の希に対する態度は、ストーカーと言っても過言ではありません。
突然、酔って女の子の部屋に入ってきてキスしたり、会ってまだ間もないのに肩を抱いたり、何かとつきまとううざさがありますが、イケメンで、司法書士で、尊敬するパティシエの息子で・・・なにかとスペックが高いため、最初はいやがっていた希(土屋太鳳)もどんどんまんざらではなくなり、ついには「かわいいね」のひと言(正確には二回言った)で撃沈。
大輔の、狙った獲物を虎視眈々と狙って落とす能力、なかなかのもの。落とせたからいいわけで、落とせなかったらストーカー。ストーカーとモテ男は意外と紙一重なんですね。

今日の、勝手に名言2


「してやれることなんかあるか 父親が娘に」「まずその幻想を捨てろ。そうすれば楽になる。」(大悟)

希はまんまと大輔に落とされてしまいましたが、お父さん・徹(大泉洋)は、はい、そーですか、娘をよろしく、とはいきません。大悟に文句を言いに行くと、このように助言されます。
それでも、なお、納得いかない徹。
希に「かわいいね」と言ったことある男性は、大輔が現れるまでは徹だけだったことが、70話で語られます。69話ではインパクトを残すためか、男のひとに一度も言われたことないということを強調していました。

今日の、勝手に名言3


「女には厳しい言葉と甘い言葉、両方必要ねん。」(一徹〈葉山奨之〉)
 
伴侶を見つけている余裕もあるし、そもそも、作戦を立てることに長けているので、年下にもかかわらず、圭太(山崎賢人/崎の大は立)に助言する一徹。

自分にも助言を、と頼む洋一郎(高畑裕太)のほうが、圭太よりもまだ女心がわかっているのに彼女ができなくてお気の毒・・・。あの浅井(鈴木拓)ですら彼女ができたらしいのに(自撮りとか痛いし、エア彼女では? と疑わしい気もしますが)。

今日の、勝手に名言4


「なんかつまらん・・・」(一子〈清水富美加〉)

「かわいいね」のひと言もなく、説教ばかりのうえ、せっかく帰ってきたのに修業を優先している圭太に対して、一子の気持ちに変化が・・・。
その傍らで、マキ(中川翔子)が意味深に遠距離恋愛の悲劇を描いた名曲「木綿のハンカチーフ」を口ずさむ。都会の絵の具に染まっていく男性目線は、女の子だけど、いまの一子にドンピシャ。
(木俣冬)

エキレビ!にて月〜土まで好評連載中! 木俣冬の日刊「まれ」ビュー全話分はこちらから

いまひとつ視聴率が伸びないが、奮闘は讃えたい。NHK朝ドラ「まれ」おさらい(54話までを総括))