ライブドア<4753>の堀江貴文社長は20日、テレビ朝日の報道番組に出演し、ニッポン放送<4660>株を時間外取引で大量取得したことなどに自民党幹部から批判が相次いだことについて、「(時間外取引は)以前からいろいろな会社がやっていることなのに、われわれにだけ過剰反応して、問題にするのはおかしい。われわれは社会の公器である放送をよりよくしようとしているだけだ」と反論した。

 また、リーマン・ブラザーズ証券への貸し株約4600万株についても、「転換社債型新株予約権付社債(CB)発行までのつなぎのため」と強調し、「発行日の24日に基本的に返却される」と説明。

 さらにフジテレビと大和証券SMBC間の、ニッポン放送株公開買い付け(TOB)に際してのCB発行についても言及し、「フジテレビのほうが悪い条件で800億円のCBを発行しているのに、われわれだけ議論されるのはおかしい」と不満を述べた。【了】