26日、「日立uVALUEコンベンション2006」で基調講演する古川一夫社長(撮影:佐谷恭)

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日立製作所<6501>が主催する「日立uVALUE(ユー・バリュー)コンベンション2006」が26日、東京都千代田区の東京国際フォーラムで始まった。27日まで。

 同社は、顧客と共同でユビキタス社会ならではの革新的な価値を創作することを“uVALUE”と名づけ、いつでも、どこでも、誰もが情報を受け取り、発信できる「ユビキタス情報社会」に向けて、生活とITとの融合を提案している。2日間のコンベンションでは、“uVALUE”の事例を、講演、展示、セミナーなどを通じて紹介している。

 同日、基調講演した古川一夫社長は「人間の知的な活動は、ITが作り出すのではなく、人間のライフスタイルそのものから生まれる。ITは今後も急速に社会に浸透するが、どんどん目に見えなくなる」と話し、ITは主役である事業を助ける脇役で、顧客とともに新たな価値を築くことが重要だと語った。

 入場無料。ネットでの事前登録か、会場内「総合インフォメーション」での登録が必要。開催時間は、午前10時から午後5時半まで。併設イベントとして、ITを生かした社会経済システムの特徴について有識者が語る「e-Japanサミット2006」(日経ビジネス主催)が開催されている。【了】

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