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セリエA第23節、首位ユーベはウディネーゼを相手に1−0の勝利を飾り、勝ち点を62と伸ばしたが各方面から非難が集中している。問題の場面は後半25分左サイドからのザンブロッタのアーリークロスに途中出場のデル・ピエロが決めた瞬間。唯一の得点シーンだったが、デル・ピエロ、トレゼゲの2人が完全なオフサイドポジションにいた。

翌日のガゼッタ・デッロ・スポルト紙は一面で問題の場面を取り上げ、見出しには「これじゃあ無理だ」と非難した。またユーベ贔屓の続く審判団に対し、ウディネーゼのポッツォ会長は「こんなやり方で勝利したところでユーベのカペッロ監督、選手、ファンが喜ぶはずがない。審判も国際試合ではミスがないのになぜか国内リーグだとミスばかり。外人審判を多用するのもいいんじゃないか」と声を荒げた。

8ポイント差で首位を追う2位インテルのファケッティ会長は「本当にユーベは色々と手段を持っているよ。終了間際のユーベDFカンナバーロのプレイも明らかなPKだし」と皮肉った。

セリエAでは誤審問題が常に取沙汰されているが、その都度ユーベ寄りの判定が議論の対象となっている。今季は爆発的な強さを発揮しているユーベだが、審判まで味方になっているようではライバルクラブにとっては手も足も出ない状態だろう。