【ファンキー通信】あの人は今・・・初恋の人を捜せ!

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 初恋の人ってなかなか忘れられない。むしろ年月が思い出をどんどん美化しちゃって、想いは募るばかり。生まれて初めて好きになったあの人は、恋人がいようが配偶者がいようが関係なく、いつまでも特別な人なのだ。

 だけど長い間連絡を取っていないので、どこに住んでいるかさえわからない、なんてことも意外と多い。共通の友達や会社に電話したり、なんとか自分で探してみるものの、時間や手間がかかるので諦めてしまったり。個人での人探しは意外と困難だ。だったらもうプロにお任せ! ということで、プロの手で初恋の人を探してくれる、その名も「初恋の人探します社」。・・・思わずツッコミを入れたくなるような名前の会社があったのだ。

 なんで初恋メインなの? 社長の佐藤氏に聞いてみた。

 「30代のころ結婚を前に、どうしても初恋の人に会いたくなったんです。自分で探してみたんですが、とてもじゃないけど無理で。それならプロに任せようと思って探偵事務所に問い合わせしたのですが、料金が高いくせに対応が悪かった。それなら自分で安くて丁寧に初恋の人を探す会社を作ってしまえ〜と」

 なるほど。ところで失礼ですが、この会社名ダイレクトすぎません?

 「最初はfirst love(初恋)を入れた横文字のかっこいい名前にしようと思ったんですが、おそらく依頼人はお年寄りが多いのではないかと思って。わかりやすさ重視で今の社名に決定しました」

 ちなみに佐藤氏の予想はハズれ、10代後半〜80代まで幅広い年齢層の人に依頼されるそう。依頼目的はみんながみんな同じではない。年代別で全く違うのだ。若い人は自分の心の整理がメイン。結婚する前に会っておきたい・・・次の恋に進めない・・・など。中年層は男性の依頼人が多く、相手の幸せをただ確認したいそう。そして年配層は戦争がらみがほとんど。生き別れた初恋の人に会いたい・・・などなど。初恋の人に会いたいと胸を痛めるのに、年齢や性別は関係ないのだ。

 初恋のあの人に再会して、当時に戻ったかのような甘く楽しいひとときを過ごすのもよし。思い出はキレイなまま取っておくのもひとつの手だけどね。(文/verb)

初恋の人探します社
http://www.hatsukoi.co.jp/