今オフにメジャーリーグ挑戦を表明した阪神タイガースの鳥谷敬選手だが、当初は条件面などの食い違いもあり獲得球団がないとの報道もされていた。しかし、最近になりトロント・ブルージェイズが積極的に獲得に動いているとの情報が話題となっている。

そんな中、ブルージェイズの地元トロントの新聞で「鳥谷選手にブルージェイズのセカンドを任せられるか?」というアンケートが行われ、多くの読者が鳥谷選手のプレーに関するコメントを寄せている。

これはブルージェイズの地元新聞トロント・スター紙が行ったアンケートで、「鳥谷選手にブルージェイズのセカンドを任せられるか?」という問いに対し「いいえ、メジャーレベルの選手ではないと思う」が約18%、「はい、ベテランで補強候補となる」が約34%、「プレーを知らないので判らない」が48%という結果が出た。

その理由としては、「33歳でMLB挑戦というのはあまり聞いたことがないから不安だ」「今までMLBでプレーしたことのない選手と契約するのはリスキー」「ゴインズという良い二塁手がいるのになぜ獲る必要がある?」といったもの。中には「33歳まで日本では良かったといっても未知数。まずキャンプに招待するべき」という慎重論もある。

とはいえ、「川崎のパワーアップ版ってイメージだろ? だったら鳥谷を取るべきだろ」「日本の野手を獲るのに、なんで躊躇してるの? 打撃・守備の基礎はしっかりしてるから問題ないよ」「鳥谷は.285位は打てるんだろ? うちの2塁手は2割切ってるんだから獲るべきだよ」など獲得に前向きな意見も多い。

また、事情通のファンからは「鳥谷選手の代理人ボラス氏が高い年棒を要求するので上手く契約がまとまらないのでは?」という声も上がっており、「鳥谷の代理人ボラスとチームの関係が余り良好ではない」「ボラスが代理人だということは、日本と同じくらいの契約がなければ我々には時間の無駄になるだろう」など、選手自身は魅力的としつつも年棒面でのブルージェイズとの温度差を指摘する意見も少なくない。