東芝ライフスタイルは12日、洗濯槽の外側に汚れ防止加工を施すことで黒カビの原因となる洗剤カスが付かない「マジックドラム」を搭載した新製品2機種「AW-10SV2M」(洗濯容量10kg)、「AW-9SV2M」(洗濯容量9kg)を8月中旬から発売すると発表した。

 同製品では、親水性の高いガラス質コート(防汚コート)をステンレス洗濯槽の表面に施した「マジックドラム」を採用。これにより、洗濯槽の外側の黒カビの原因となる洗剤カスの付着を防止する。

 定期的に槽洗浄を行った場合に比べて槽洗浄の回数を少なくできるため、電気代・水道代を同社従来機種と比べて約3分の1に抑えることができる。

 また、洗濯中に、衣類の雑菌の繁殖を抑え、部屋干しのニオイを防ぐ「Ag+抗菌水」、脱水時も洗濯槽と水槽を除菌する自動おそうじ機能を備えている。洗濯槽と水槽のカビの繁殖を抑え、水洗いできないぬいぐるみなどを除菌・消臭する専用コース「ピコイオン除菌」も備える。

 糸くずフィルター、風呂水給水ホースの先端部に加えて今回新たにパルセーターを抗菌加工し、さらに清潔さに配慮した。

 同社独自の「S-DDモーター」と「DSP(デジタルシグナルプロセッサー)制御で、運転音も抑制する。