インテルサポーターは安心できるようだ。マッシモ・モラッティ会長がすぐにインテルから消えることはないようである。モラッティ会長自身が25日、取締役会後に明かした。

モラッティ会長は先日、自身が続投することはないだろうと話していた。だが、クラブ売却先となるエリック・トヒル氏が、モラッティ会長の続投を望んでいると言われているのは本当だろうか?

「考える時間はある。トヒル氏がとても友好的な姿勢であることは認めるよ。我々は、クラブを支える2つのグループ、2つのファミリーだ。片方が来て、片方が去るということではない。この考えはトヒル氏も私も好んでいる。今の問題に取り組み、今後に関して明確にしていこう」

また、トヒル氏はジャカルタで報道陣に対し、次のように話している。

「まだ交渉中だ。うまくいっているよ。だが、まとめるにはまだ時間が必要だ。モラッティ会長がこれまでつくってきたことは素晴らしい。インテルには良い土台がある。私はクラブが成長する助けになりたい」

一方、モラッティ会長はインテルの現状について、このように語った。

「序盤戦には満足している。良いスタートを切ったからね。雰囲気は良い。監督も選手もそのクオリティーを示してくれた。さらなる成長を願おう。選手たちが再生した? 結果はご覧のとおりだ。監督による組織のおかげもあって、選手たちの個々のタレントもより明確に出ているね」

なお、モラッティ会長は3試合の出場停止となったミランFWマリオ・バロテッリについて聞かれると、次のように答えている。

「他クラブのことにコメントはしたくない。マリオがああいうリアクションをしたことは残念だ。彼は素晴らしい力を持っていることを示している。ああいう姿勢は残念だが、評価はしたくない」