25日のセリエA第5節でサンプドリアと対戦する。ルディ・ガルシア監督にとっては絶好のチャンスだ。86年の歴史において、ローマが開幕5連勝を飾ったことはない。1952年も、1960年も、4連勝でストップしたのだ。

前節のダービーでの勝利は、浮かれることにもつながりかねない。ガルシア監督はサンプドリア戦を前に、次のように 話している。

「これからが難しいんだ。ただ、好スタートを切ったことは、チームに自信を与えるし、食欲は食べながら出るものだけどね。無意識にペースダウンする危険はあるが、私はチームが高い緊張を保つことを求めている。我々は連勝スタートした。目標はそれを続けることだ」

「サンプドリア戦が難しい試合になることは分かっている。だが、チームはこの試合に集中しているよ。これまでの4試合では、上位陣との対戦がなかった。今の順位どおりのレベルなのかどうかは、まだ分からない。我々は5位以内に入ることを願っている。その目標に変わりはない」

ローマはこれまで、10得点のすべてを後半に決めている。前半をスタンドで観戦するスタッフの功績もあるだろう。

「戦術的には、スタンドから見る方がいいんだ。スタッフとは意見を交換している。ほぼ常に、前半の出来については同意しているよ。それ以上のことはないさ」

ここまでわずか1失点のローマ。ガルシア監督はこう述べている。

「失点しなければ、試合に勝つのはより簡単になる。だが私は、常に4−3の勝利でも構わないよ。(モルガン・)デ・サンクティスは納得しないだろうけどね」