7日に行われるセリエA第31節のフィオレンティーナ戦を前に、ミランのマッシミリアーノ・アッレグリ監督は慎重になることを求めている。

「とても難しい試合になるだろう。とてもプレッシャーがあるだろうね。彼らは観客の後押しを受けて、我々を苦しめようとしてくるはずだ。明日はほかの試合と少し違う。ランチタイムのキックオフだし、暑くなり始めるだろうからね。苛立ってはいけない。彼らの前線には良い選手たちがいるから、我々が苦しむところもあるはずだ」

「4カ月前、我々は低い順位にいる。今はまったく違う。3カ月前にヨーロッパリーグ出場権を考え始めた。重要な目標だ。どうなるかは分からない。我々は直接対決を多く残している。だが、最高のシーズンとなるはずだ。ミランはうまく再建し、素晴らしい土台からスタートして、再びトップを争う未来が待っているのだからね」

「我々は3位以内に入るため、そして2位も狙うために、まだ多くの勝ち点を挙げなければいけない」

フィオレンティーナ戦は、ヴィンチェンツォ・モンテッラ監督との対戦でもある。以前からミランでアッレグリ監督の後任となる可能性もあるとされている指揮官だ。

「(アドリアーノ・)ガッリアーニ(代表取締役)と会長、クラブは、常に私に大きな信頼を示してくれた。うまくいっていなかったときもね。モンテッラは以前カターニアで、今はフィレンツェで、とてもうまくやっている。素晴らしい結果を残しているね。だから、我々にとっては非常に難しい試合となるだろう」

フィレンツェで結果を残せるかどうかは、チャンピオンズリーグ出場権争いにおいて、そして続くナポリとの来週の直接対決に向けて、重要となる一戦だ。

「彼らは素晴らしいことをしている。去年以上の勝ち点を挙げているんだ。ネガティブな時期を乗り越え、勝利を取り戻し始めた。強い相手であり、乗り越えるのが難しいチームだ。インテルとラツィオも勝利を取り戻し始めている。勝ち点6差は大きなアドバンテージだが、フィレンツェから良い結果を持ち帰ることができれば、それはさらに重要なリードとなる」

「将来? 今は2位か3位に入ることを考えている。それからクラブがやるべきことを考えるだろう。私の立場? 今は優先事項じゃない。(シルヴィオ・)ベルルスコーニ会長とは火曜に連絡を取ったよ。今のチームがやっていることに満足していた。常に彼は我々全員のそばにいてくれる。ナポリ戦やユヴェントス戦の前に彼が来てくれるか? 彼は常に“招集”されているよ。彼がいることは非常に重要なんだ。特に、シーズンにおける特別な時期ならね」

古巣対決となるMFリッカルド・モントリーヴォにとっては、非常に特別な一戦となるだろう。

「彼のことを好きにならないのは難しい。ブーイングされるとしても、それは彼を苦しめるためだけだろう。ヴィオラのサポーターたちは、彼がフィレンツェでの7年間でフィオレンティーナのためにやったことを分かっているよ」

「今のモントリーヴォは重要なシーズンを過ごしている。フィレンツェでやったのと同じようにね。おそらく、ミランでは常に脚光を浴びるから認められているのだろうが、彼は重要な選手であり、それを示している」

最後にメンバーについて、MFマッシモ・アンブロジーニが欠場となる。

「残念だよ。キエーヴォ戦で彼は良い試合をしていたからね。残念ながら、木曜の練習で打撲を負って、今朝まだ痛みを訴えていたんだ。メンバーはほぼ決まっている。モントリーヴォはディフェンスラインの前に入るよ」