突然の発熱で、ミランFWステファン・エル・シャーラウィがロンバルディア州スポーツジャーナリストグループから贈られる賞の授賞式を欠席した。代わりに賞を受け取ったのは、アドリアーノ・ガッリアーニ代表取締役だ。

ミランとエル・シャーラウィは28日、さらに5年をともに過ごすことに決定した。クラブはこの日、エル・シャーラウィとの契約を2018年まで延長したことを公式サイトで発表している。

1992年10月27日生まれのエル・シャーラウィは、2008年12月21日にジェノアでセリエAデビュー。続くシーズンもジェノアで過ごし、翌年はパドヴァに移籍してセリエBで25試合出場7得点を記録、2011年にミランに移籍した。今年は彼の飛躍の年となり、イタリア代表入りも果たした。リーグ戦ですでに16得点を記録している。

エル・シャーラウィは自身のツイッターで、「契約延長はとてもうれしいよ。このユニフォームを着ることを誇りに思っている」とコメント。ガッリアーニ代表取締役も「エル・シャーラウィは2018年まで完全保護だ。ほかの選手たちの契約延長はシーズン後になる。もう我々はビッグネームを放出しない」と話している。

また、ガッリアーニ代表取締役はエル・シャーラウィのコンディションについて、「元気であることを願おう。ほかにも万全でない選手たちがいるが、回復する時間は48時間ある」と話した。ミランは2日にラツィオと対戦する。

キャプテンのMFマッシモ・アンブロジーニは「デリケートな時期で、ラツィオ戦は非常に重要な試合となる」と話している。サン・シーロでは3戦ドロー、オリンピコでは2敗と、3年前からラツィオはミランの“天敵”だ。今回の一戦で勝てば、3位の座を確実にできる。アンブロジーニは『ミラン・チャンネル』で次のように語った。

「練習するときは、全力でしっかり練習しなければいけない。試合は練習でやったことが反映されるものなんだ。土曜の試合は重要だね。僕らは直接対決で勝つことを考えなければいけない。インテリジェントに戦わなければならないよ。彼らは相手にうまくプレーさせないし、危険な選手たちがいる。だから、難しい試合になるはずだ」

また、アンブロジーニはミラノダービーでのFWマリオ・バロテッリについて、「マリオがナーバスになっていたのは、ゴールを決められると思っていたのに、決められなかったからというだけだよ」とコメント。また、DFバルトシュ・サラモンについては、「良い選手だね。フィジカルが強く、素晴らしい技術クオリティーもある。僕らの役に立つはずだ」とたたえた。