東京都にある大手仏壇仏具店の関連会社から現金を着服した業務上横領の容疑で逮捕、起訴された野口悦子被告(66)の初公判が1月29日、東京地裁で開かれた。
 「実はこの事件の舞台である仏壇仏具店は、山口もえの実父が経営しているんです。元経理責任者だった野口被告は、'09〜'11年の2年間に約8000万円を横領したといいます。さらにそのカネは、夫が経営していた不動産会社の運転資金に充てていたとのことです」(司法記者)

 この熟女、どんな風貌か…と思いきや、傍聴していたジャーナリスト・今井亮一氏はこう語る。
 「短髪にメガネと、いかにも堅そうで、とにかく昔風にかちっとした老婦人でした。野口被告の夫の調書によれば、真面目で几帳面。派手な格好もせず、宝石で着飾る事もなかったといいます」

 公判でわかったのは、横領の開始時期だ。報道では'09年からの2年間の容疑について報じられているが、実は'04年から横領していたのだという。初公判では、'09年分、合計800万円の横領について起訴されていた。
 「彼女が退職したのは'11年10月。その翌年、決算期が来て、まず500万円の不足が発見されたとのこと。会社が野口被告に問い合わせたところ『後で連絡します』と言ったきり連絡がなかった。その後、野口被告自身が横領を申告したそうです」(同)

 検察官曰く「あと何回あるかは、まだ捜査中なので…」と、今後、追起訴が何回行われるかもまだわからない状況。ある芸能記者はこう溜め息をつく。
 「それにしても山口もえは、最近でこそ爆笑問題の田中裕二とのデートが報じられるなど華やかな話題を振りまいていますが、前夫とは無許可でキャバクラを営業したとして逮捕され、離婚。実父の会社でもこんな横領騒ぎ。本人のほんわかした雰囲気とはウラハラに、周辺はなかなか騒がしいですよね」

 しばらくその騒々しさは続きそうだ。