カズが現在の思いを告白「サッカーが好きで一生懸命やっているだけ」

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 横浜FCに所属する元日本代表FW三浦知良が11日、日本テレビの番組『海を渡ったサムライ&なでしこ 世界が認めた日本人に感謝状SP』に出演。15歳で渡ったブラジルでの話や現役でプレーし続ける現在の心境などを語った。

“日本サッカーの世界の扉を開いたパイオニア”としてスタジオに登場したカズは、「練習を見に来た人が『日本人』と指さして笑うんです。プレーするのも怖かった」とブラジルに渡った当初を振り返り、一度は日本に帰国することも考えていたことを告白。しかし、劣悪な状況下でも楽しそうにストリートサッカーをする子どもを見て、「自分は恵まれている。もっと楽しんでサッカーをしよう」と思い直し、そこからプロへの道が開けていったことを明かした。

 また、たびたび“カズ会”と称される食事会などで親交を深めている日本代表選手たちについては、「ヨーロッパのトップリーグでやっている人たちですから、尊敬しますね」と話している。

 昨年、フットサル日本代表としてワールドカップに出場し、Jリーグでは最年長出場や最年長得点記録を更新し続けているカズも、今月26日で46歳になる。最後に今もなお現役でプレーする理由について、「とにかくサッカーが好きで一生懸命やっているだけ。そう思いながら毎日グラウンドに通っています」とコメント。「チームには18歳の新人もいて、僕は46歳ですけど、年齢なんて関係ないんです。年齢を超えた戦いの場が大好きで、そこに立ち続けたいだけなんです」と現役選手としてプレーする意欲を示している。

[写真]=Getty Images