FIFA処分はいつ出るのか…「竹島メッセージ」の朴鍾佑がイラン戦に先発出場へ

写真拡大

ロンドン五輪サッカー男子3位決定戦で日本を下した後、竹島(韓国名・独島)の領有を主張するメッセージを掲げてフィールドを駆け回った韓国代表の朴鍾佑(パク・ジョンウ)選手への処分が、未だに下されていない。

処分内容は10月始めには決定すると思われた。しかし、国際サッカー連盟(FIFA)は、5日にスイスのチューリッヒで公聴会を開き、処分を来週に再協議することを決定。それから1週間以上経った現在も処分内容は明らかになっておらず、朴鍾佑は処分保留のまま、17日に行われるW杯アジア最終予選第4戦のイラン戦に先発出場することになった。

韓国メディアSPORTAL KOREAによると、朴鍾佑は14日、「イラン戦に合わせ準備しているものがある」と述べ、「処分によってそれが見せられなかったらすごく悔しかっただろう」とイラン戦に出場できることに喜びをみせた。また、心身共にコンディションは良好だとも話し、「先発出場する可能性は6−7割ある。試合に出れなくても、出るつもりで心の準備をしている」と試合への意気込みを語った。

もし、FIFAが朴鍾佑に対する処分を予定通り発表し、しかも処分内容がアジア最終予選への出場停止のようなものであったなら、朴鍾佑はイラン戦出場を準備することすらできなかった。その場合、韓国チームの戦力に大きな影響を及ぼすことは明らかで、FIFAの処分保留は朴鍾佑にとっても韓国チームにとっても良いものとなったようだ。

韓国のチェ・ガンヒ監督は、FIFAの処分について「延期になってむしろ良かったと思う。処分が下されたりすれば選手は心理的にダメージを受ける。今はそのような部分で大きな問題はない。訓練も宿舎での生活も上手くいっている」と話した。

参照:MKスポーツ
参照:SPORTAL KOREA

■【韓フルタイム】とは……
【韓フルタイム】とは韓国に特化した情報を提供する媒体です。
韓国に詳しい専門の日本人記者が取材、執筆を行っております。