ユヴェントスは彼を選び、そしてマーケットを終了した。ユヴェントスの新たなストライカーは、FWニクラス・ベントナーだ。アーセナルとの合意は、600万ユーロ(約6億円)の買い取りオプションつきレンタル移籍だ。29日のFWディミタール・ベルバトフの件(フラムでメディカルチェック済み)に続き、フィオレンティーナはまたも目標を逃した形となる。

ユヴェントスのベッペ・マロッタ代表取締役は、まずベントナー本人と合意に達し、それからアーセナルとの交渉を詰めた。アーセナルのアーセン・ヴェンゲル監督は30日14時(現地時間)ごろ、記者会見で「ベントナーが移籍する大きな可能性がある。どこへの移籍? 今のところ、まだ決まっていない」と話していた。

ベントナーはメディカルチェックを済ませてから、ユヴェントスと年俸150万ユーロ(約1億5000万円)の契約を結ぶ予定だ。

では、前線補強のターゲットを逃したフィオレンティーナはどうしているのだろう? 可能性として残っているのは、ローマFWマルコ・ボッリエッロだ。だが、同選手には国外からも多くのオファーが届いている。フィオレンティーナはこの終盤、アーセナルFWマルアン・シャマクにも向かっている。

なお、ユヴェントスは30日、MFミケーレ・パツィエンツァをボローニャに完全売却したことを発表した。移籍金は150万ユーロ(約1億5000万円)だ。また、GKニコラ・レアーリのヴィルトゥス・ランチャーノへのレンタル移籍も決定。買い取りオプションつきとなる。