インテルは15日の祝日が明け、新たなアイディアを思いついた。水面下でローマFWマルコ・ボッリエッロの獲得に動いているのだ。一方、以前から動いているのがポルトガルへの道である。マルコ・ブランカTD(テクニカルディレクター)が17日、DFアルバロ・ペレイラ獲得への決定的な攻勢を仕掛けるべく、ポルトの幹部と会談した。

インテルFWジャンパオロ・パッツィーニの獲得に、ミランとナポリが乗り出したことは、当然のようにパッツィーニとユヴェントスFWファビオ・クアリアレッラのトレードを難しくさせている。

そこで、インテルはローマからレンタルでボッリエッロを獲得しようと動き出した。ボッリエッロはミランのマッシミリアーノ・アッレグリ監督が強く気に入っている選手であり、争奪戦におけるミラノダービーへとつながるかもしれない。

いずれにしても、左サイド強化のための一番のターゲットは、A・ペレイラだ。ナポリと獲得を争う同選手を手に入れるために、インテルはポルトに1050万ユーロ(約10億5000万円)に150万ユーロ(約1億5000万円)のボーナスというオファーを提示した。

ポルトは16日にオファーを受けるか検討するための会議をしており、ブランカTDは17日にポルトのフロントと会っている。同日中にイタリアへと戻ったが、交渉は良い段階にあるようだ。選手とインテルはすでに4年契約で“約束”しており、ポルトとは最後の詰めをしているところである。つまるところ、マッシモ・モラッティ会長はA・ペレイラを手に入れたようだ。