夏目三久(27)が古巣の日本テレビに絶縁状を叩きつけた−−。4月から始まる新番組でカムバックが囁かれていたが、全てのオファーを断ったというのだ。
 日テレが夏目に司会を打診していたのは、『超再現ミステリー』(火曜21時〜)と『アメカン』(木曜19時〜)の2番組。
 「夏目にとっての初のゴールデン帯(GP)進出番組となるだけに断られる訳がないとタカをくくっていた。ところが、3月になってから『自分の技量はまだまだ。GPに出演できる器ではない』と辞退する電話が番組プロデューサーに掛かってきたんです」(事情通)

 いまテレビ界における夏目への評価はウナギ上り。現に水面下では、TBSとフジテレビが争奪戦を繰り広げているのだ。
 「TBSは4月から始まる新番組『まさかのホントバラエティーイカさまタコさま』を、フジテレビは10月から始まる『笑っていいとも!』の後番組でそれぞれ出演オファー。しかも驚くのは番組出演料。なんと全日帯で一本当たり20万円〜。GP帯でも40万円〜と非常にリーズナブルな金額なんです」(関係者)

 夏目の評価を不動のものにしたのが、現在唯一のレギュラー番組である『マツコ&有吉の怒り新党』(テレビ朝日)。
 「視聴者に対するリサーチから見えてきたのは、業界関係者のド肝を抜いた夏目人気。潜在視聴率も7%と非常に高い。エロ可愛いと男性視聴者はもちろん、同性の支持率も非常に高いそうです」(同)

 三顧の礼を以て迎えようとする日テレを何故、夏目は拒み続けるのか。その裏には、'09年に写真誌にスッパ抜かれた恋人とベッドで戯れるコンドーム事件がいまだに尾を引いていた。
 「犯人は誰なのか。加えて、事件後にはアナウンス部内でイジメに遭っている。無視されたり机の上に記事のコピーが、これみよがしに置いてあったり、机の中にコンドームが置かれていたこともあった。しかも、当時の部長や取締役からも人格を否定されるような暴言を吐きかけられた。その恨みをいまだに忘れていないのです」(日テレ事情通)

 もっとも、日テレとしては当時の取締役やアナウンス部長を更迭し、その上で出演交渉を重ねている。正直、夏目の怨念がここまでのものとは想定外だったようだ。それでも日テレは彼女の起用を諦めていない。
 「現在、夏目はプロダクションに所属せずテレ朝が窓口になっている。そんな高いハードルを飛び越える交渉人として期待されているのが葉山エレーヌ。今でも英会話スクールに通う親友同士で、フリー転身の時も相談に乗っていたそうだ」(放送作家)

 逆に葉山が独立するかも。