中国北京市の少年サッカーチームがロシアの少年チームに惨敗を喫したことについて、元中国代表FW●海東氏が「保護者の教育理念が偏っている」と批判した。新民網が伝えた。(●は赤+おおざと)

 ●氏は少年サッカーの惨敗について「子どもたちがロシアに勝てるなら世界の8強に入れる。勝ち負けの問題ではない」とした。その上で、「肥満症や眼鏡の子が増えている」と中国の小学生に対する教育姿勢について持論を展開。「放課後にサッカーをしたくても親がボールを没収してしまう。家では宿題やパソコンばかりだ。親の理念が教育体系と大きくかけ離れている」と一部保護者を批判、「一部の親のやり方は変態だ」とまで言い切った。

 さらに「サッカーなど学校の体育授業で子どもがケガをしたとする。サッカーしていればケガをすることだってあるのは当たり前なのに、親はすぐ学校にクレームをつけて責任追及しようとする。こんな状態では学校はまともに体育の授業ができない」と一部保護者の考え方を「考えが浅い、道理も通らない」と批判した。

 自身の子どもにはサッカーをさせているという郝氏。「何事も経験であり、体を多く動かすべきなのに、簡単な球蹴りやバスケットボールさえさせない。保護者たちが考え方を変えなければ肥満児や眼鏡の子はますます増えるばかりだ」と結んだ。(編集担当:柳川俊之)