左から、蝶野正洋、橋本大地、武藤敬司。 映画『三銃士/王妃の首飾りは、とダ・ヴィンチの飛行船』 (c) 2011 Constantin Film Produktion GmbH, NEF Productions, S.A.S., and New Legacy Film Ltd. All rights reserved. 
 18日、『バイオハザード』の監督、ポール・W・S・アンダーソンが手掛けた映画『三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船』の公開に先駆けて、武藤敬司、蝶野正洋、橋本大地を招き、トークショー付試写会が行われた。日本で最も有名な三銃士“新生闘魂三銃士”として3人が登場すると、会場から盛大な拍手が起きた。

 本作は、17世紀のフランスを舞台にした物語。 銃士に憧れ、パリに出てきた気が強く無鉄砲な青年ダルタニアン。 成り行きで三銃士の仲間入りを果たした彼は、フランス国王の側近の裏切りによって狙われた王妃の首飾りを取り返しにイギリスへと向かう。そこに立ちはだかるのは、事件の鍵を握る二つの黒い影、バッキンガム公爵と正体不明の美女ミレディだった。果たして、ダルタニアンは首飾りを取り返すことが出来るのだろうか。
 新生闘魂三銃士が本作の魅力を語った。

武藤敬司
「エキストラの数も多く、建物もゴージャス。映像も綺麗で、お金かかってるな(笑)。飛行船が出てくるなど、この時代にはありえない設定や結末が続きそうなところが、点から線へのつながりが大切なプロレスと被せて観れると思うな。プロレスは五感で感じ取れる。この映画も五感で感じて欲しい」

蝶野正洋
「世界遺産での撮影で、昔のヨーロッパの街が綺麗に再現されている。アクションはもちろん、当時のファッションを観ていてもまた違った面白さがあると思う。新しい技術やアクションが盛り込まれた、新しい『三銃士』を楽しんで欲しい」

橋本大地
「無料で観てもいいのかなって思うぐらい、面白かったです。ダルタニアンに自分を重ねて観てしまいました。彼がどう三銃士に絡んでいくのか、勇気をもらったので、ぜひ見て欲しいです」

 劇中の有名なセリフに「ALL FOR ONE, ONE FOR ALL」がある。本作の三銃士のチームワークの良さについて語ろうとした武藤だったが、上手くセリフが言えず、何度もMCに聞き返す始末。結局、正しく言葉を発することが出来ず、やけを起こしながら「俺らは仲が悪かった」と暴露。会場からはどっと笑いが起こった。

 また、「ALL FOR ONE, ONE FOR ALL」に絡め「闘魂三銃士にとっての“ALL”とは?」の問いに対し、橋本と蝶野は「試合に見に来ていただくお客さん」と回答し、「お客さんが1人でも来てくれるからリングに立っている」と、いつも応援しているファンに対しての感謝の気持ちを伝えた。

 橋本大地は、武藤と蝶野とともに“闘魂三銃士”と呼ばれていた橋本真也の息子。「父が三銃士で、僕はダルタニアン」と言うと、「ダルタニアンは1人の女のために闘う。正直プライベートはどうなんだ? 女は何人いるんだ?」と武藤が橋本をからかう一幕もあったが、続けて「プロレス界の未来を背負って頑張ってほしい」と熱いエールを送った。
 また、蝶野は「田舎から出てきて、やんちゃなところがダルタニアンに似ている。仕事の厳しさや女の誘惑など、色々経験して成長してほしい」と、本作の主人公・ダルタニアンと橋本をリンクさせコメントをした。

 闘魂三銃士のように、本作も日本でブレイクするだろうか。

 映画『三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船』は、10月28日(金)よりTOHOシネマズスカラ座ほか全国3D・2Dロードショー。

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