クラブ最多出場記録に並んだサネッティ「インテルにとってこの引き分けはきつい」

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 17日、インテルのキャプテンであるMFハビエル・サネッティが、セリエA第3節のローマ戦に出場。この試合の出場によりサネッティは、元イタリア代表DFのジュゼッペ・ベルゴミ氏が持っていたクラブの最多出場記録に並ぶ、公式戦756試合出場を果たした。

 しかし記念すべき試合も0−0で終わり、サネッティは勝利を収められなかったことを悔やむコメントを、クラブの公式HPに語っている。

「勝てなかったことに悔いが残る。どう見ても、インテルに決定的チャンスが多かったのだからね。この引き分けはインテルにとってはきついものだった」

「相手は強敵のローマ。しかも、彼らはボールポゼッションをしてゲームをコントロールしようとしていた。だが、インテルがピンチに晒されることはなかった。ローマに決定的なチャンスはなかったと思う。一方、インテルはスペースを突く攻撃を何度か仕掛けた。そして、何度か決定的なチャンスを掴んだ」

「今日の試合でインテルは一歩前進したと思っている。今後、このままチームとして成長していかなくてはならない。さらに成長して、もっといいところを見せなくてはならないと思っている」

 なお最多出場記録に並んだことを記念し、サネッティはローマ戦に特別仕様のキャプテンマークを巻いて出場。このキャプテンマークは後日オークションに出され、売り上げは恵まれない子供達を支援するために設立した自身の財団に寄付することになっている。

[写真]=足立雅史

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