インテルは6日のイタリア・スーパーカップでミランに1−2と敗北を喫した。チームからは、リッツォーリ主審のいくつかの反対に対する不満の声が上がっている。MFジェンナーロ・ガットゥーゾに2枚目のイエローカードが出されなかったことや、FWズラタン・イブラヒモビッチの同点弾の際に、MFケヴィン=プリンス・ボアテングとMFデヤン・スタンコビッチの接触がファウルにならなかったことなどがその例だ。

試合終了後、1時間ほど続いた沈黙を最初に破ったのは、ジャン・ピエロ・ガスペリーニ監督だった。2年前と同じく、スーパーカップを落として北京を後にすることになったインテルの指揮官は、次のように話している。

「残念だよ。我々は試合を手中に収めていた。特に前半と比べると、後半は守備が良くなかった。本当に残念だ。我々は結果を残すにふさわしかったからね。後半の序盤、もっとうまくコントロールできていれば…。とにかく、とても素晴らしい経験ではあった。全体的には、我々も良い試合をした。特に前半はね。だからこそ、勝てなかったことへの悔しさが大きいんだ」

また、スタンコビッチは「前半のことを考えると、すごく怒っている」とコメント。「前半はポストを1度叩かれただけで、ほとんど何も許さなかった。でも後半は、僕らの調子が落ちてしまい、つぶされてしまったんだ。とにかく、試合はいくつかのちょっとしたことで決まった。まだ合流して20日間だし、とにかく前半はこれまでの仕事の成果が見られたよ」と続けている。

一方、キャプテンのMFハビエル・サネッティは、このように語った。

「僕らに対するファウルを抗議したんだけど、今となってはもう遅い。ポジティブに考えて、ネガティブだったことについてトレーニングする方が良いね」

「前半はうまくやれた。最高の形でスタートをコントロールできたよ。それから少し混乱してしまった。新しいことをやろうとしているチームとしては、あり得ることだ。監督の考えを吸収するには時間が必要だ。だから、まだたくさん仕事をしていかなければいけない」