“バッド・バロ”はどうなるのか? イングランドでは多くの人が心配しているかもしれない。先日、マンチェスターのホームレスに1000ポンド(約13万円)をプレゼントしたとのニュースが報じられたのに続き、英紙『サン』が再びマンチェスター・シティFWマリオ・バロテッリの善行を伝えたのだ。バロテッリを「ダーツを投げたヤツ」だと確信している人たちにとっては、うれしくないことかもしれない。

報道によると、バロテッリは、学校でいじめに苦しんでいた一人の少年を助けたという。少年が練習場の外でバロテッリにサインを求めた際、バロテッリは彼になぜ学校をサボっているのか、そしてなぜ母親と一緒なのかと尋ねた。すると少年は、学校でいじめに遭っており、授業中に苦しんでいると明かしたのだ。

その瞬間、“スーペルマリオ”は躊躇(ちゅうちょ)せず、彼と母親を自分のマセラティに乗せ、問題の学校へと向かい、校長と話すことを求めたのである。そしてバロテッリは少年に何が起きているかを告白させ、いじめっ子を見つけるのを助けた。バロテッリは立ち去る前に、いじめっ子といじめられっ子、2人が自分の前で握手することを求めたという。

いつものように匿名の情報提供者が、『サン』に対して次のように話している。

「マリオはいじめの問題を強く感じている。彼は、本当にバカな振る舞いだと考えているんだ。だからこそ、躊躇せずに介入したんだよ。それが原因で少年が学校を休んではいけないとも思っていたんだ」

件の少年が誰なのかは分かっていない。『サン』は、少年の母親に連絡するよう依頼している。