10日のコッパ・イタリア準決勝セカンドレグで、パレルモと敵地で対戦するミラン。スクデット獲得を決めたマッシミリアーノ・アッレグリ監督は、開幕時の約束を守ることを望んでおり、未来のことを見据えている。

同監督は前日会見で、「カカー(レアル・マドリー)とガンソ(サントス)のどちらを欲しいか? 前者はキャリアを見れば分かる。後者は若く、ヨーロッパでどれだけの価値があるかを示さなければならない。だが、私に好みはないよ。まずは(アドリアーノ・)ガッリアーニ代表取締役や(シルヴィオ・ベルルスコーニ)会長と話さなければならない」と語った。

その上で、アッレグリ監督は「ディフェンスは(フィリップ・)メクセスと(タイエ・)タイウォの獲得で万全だ」と、2人の補強を“発表”している。また、FWズラタン・イブラヒモビッチがミランを離れるかもしれないという噂は、「どうして彼が出て行かなければいけないか、分からないね。彼は我々と一緒にいることに満足している」と一蹴。次のように続けている。

「(アンドレア・)ピルロ? 彼はアンラッキーだった。たくさんのケガがあり、何度も再発させてしまったんだ。長いこと休んだね。彼の未来はシーズン後に決める。全員の要望を聞く必要があるからだ。だが、今はマーケットについて話すべきときではない。パレルモ戦が待っているんだ」