ヤンキースからエンゼルスに移籍した松井秀喜が、春季キャンプに到着した(2月19日付オレンジ・カウンティ・レジスター)。

 松井は野手の集合日より2日早くキャンプ地入りした。時差対策と、土曜日に日本のテレビコマーシャル撮影があるためだ。

 松井は「身体の状態はいい。ただ、正直なところ、膝は100パーセントの状態ではない」と通訳を介して述べた。

 新しい環境と、新しいユニフォームを身につけることに関して、気持ちの整理はついており「ヤンキースはすでに過去のこと」と、ヤンキースへの未練はまったくないという。

「ここに来た瞬間から、そういうモードに入っている。日本のファンは、赤いユニフォーム姿のぼくを見慣れていない。日本のメディアは、たぶん『松井は赤が似合うのか?』ということを知りたいんじゃないかな」

 ヤンキースのピンストライプを7年間着ていた彼自身は、赤いユニフォーム姿をどう考えているのだろう?

 松井は「そのうち似合うようになるでしょう」と答えた。