ミランMFクラレンス・セードルフが、今年のスローガンを次のように掲げている。

「僕らミランは夢を見なければいけない。夢というのは、信じられば実現するものだからだ。リミットを設けてはいけない。たとえば、スクデットだ。インテルが首位にいて、彼らが最強のチームであることは分かっている。でも、なぜ逆転を信じてはいけないんだ? そう考えるのは僕らの義務だ」

「チャンピオンズリーグ(CL)で最後まで勝ち上がれると信じることも義務だよ。マンチェスター・ユナイテッドとの対戦はハードだろう。でも僕らには、2試合の勝負でどことも渡り合えるということを証明するだけのすべてがある。だから、夢を見ようじゃないか。目を開ければ、素晴らしいものが待っていると確信しているよ」

−今は楽観的になれますが、序盤は不満がありました。なぜ生まれ変われたのでしょう?
「以前は結果が出ていなかった。気落ちして、誰もミランらしいプレーがまたできると信じていなかったんだ」

「それから、僕らは話し合った。レオナルド監督やクラブともね。そして、僕ら選手たちが責任を負い、レオナルド監督が提案したトレーニングを続けたんだよ。だから、素晴らしい結果を連続で残すことができたんだ」

−レオナルド監督は勇気を出して非常に攻撃的なフォーメーションを採用しました。
「彼は選手たちの特徴をつかみ、やりやすいようにさせてくれたんだ。計算されたことで、チームの攻撃的ポテンシャルを生かしたんだよ。本当に、ミランはヨーロッパにおける戦術的なニュースになったと思う。スペインのチームのように戦い、プレーを支配しながら、同時にイタリアのチームのようにシニカルで具体的なんだ。素晴らしいミックスだよ」

−ロナウジーニョが再生したのはなぜですか?
「ベルルスコーニ・オーナーがかなり責任感を覚えさせた。レオナルド監督もね。そしてチームが手を貸し、彼は彼がやるべきことをやった。彼は継続的に大変な練習をするモチベーションを失っていたんだ」

−アレシャンドレ・パトは時々“眠って”しまいます。なぜでしょう?
「彼は素晴らしいポテンシャルを持っている。素晴らしい個人プレーヤーだ。チームのためにプレーすることの意味を理解すれば、本当に偉大な選手になるだろう。世界最強の選手の一人になれるだけのすべてを持っているよ」

−ミランはどこを改善しなければいけないでしょう?
「継続性を身につけなければいけない。でも、今の僕らはスモールチームが空いてでもうまくやっているよ」