「我々は心身両面でチャンピオンズリーグ(CL)の冒険をがんばって戦っている。多くの選手がケガをしており、リーグ戦ではその代償をある程度払っているね」

フィオレンティーナのチェーザレ・プランデッリ監督が14日、イタリア『ラジオウーノ』の番組で、リーグ戦とカップ戦におけるフィオレンティーナのパフォーマンスの違いについてこう話している。

「特に負傷者がいると、マネージメントが非常に難しく、複雑になっていく。だが、すべての選手がいたときは、我々はリーグ戦でも良い位置を維持していたよ」

「(敗北を喫した13日の)キエーヴォ戦では、彼らが良いプレーをした。キエーヴォは万全の準備をして、我々は戦術面のみならず、組織のうえでも困難を抱えていた。4人の選手が大変な状況だったが、私は彼らに犠牲を払ってピッチへ立つことを要請した。人員が少ない? 数としては問題ないが、6〜7人が問題を抱えれば問題となる。我々はこの夏から24試合の公式戦を戦った。これは少なくない数だ」

今季のリーグ戦においては、ナーバスなエピソードが見られる。一番最近の例が、試合後に記者をののしったインテルのジョゼ・モウリーニョ監督だ。プランデッリ監督はこの点について、このような見解を述べている。

「イタリアのリーグがそうなんだよ。非常に緊張感があって、おそらくは自分の感情をコントロールできないんだ。私は常に、我々があまりに深刻に捉えすぎだと言ってきた。我々は非常に素晴らしい仕事をしており、良い給料をもらっているんだよ」

フィオレンティーナはリヴァプールを相手に見事な勝利を収め、グループ首位でCL決勝トーナメント進出を決めている。プランデッリ監督は欧州の舞台での今後について、次のように語った。

「どこまで行きたいか? 相手よりうまくありたいという、いつもと同じ意欲を持って、次の試合へ向かっていくよ。チームがスピリットと意欲を持っていれば、すべての差を埋めることができる。リヴァプールに勝ったこと? 私は特別な感情は抱かなかったよ。この4年間の大変さと努力を考えればね。我々は黙ってたくさんのことをやってきた。4000人のファンの前で(リヴァプールに)勝つことは素晴らしかったよ」

一方で、プランデッリ監督は南アフリカのワールドカップについても言及。「マルチェッロ・リッピ監督は頭の中にアイデアを持っている。もちろん、一部の選手たちがこのイタリア代表に加わることはあり得るだろうが、基本はすでに存在しているよ」と述べ、自身のイタリア代表指揮官就任については、次のように否定してりう。

「私はいつも同じように答えてきた。サッカーでは計画を立てることが決してできない。現時点で我々には世界王者となった指揮官がおり、それは素晴らしいことだ。彼がさらに勝ち、すべての記録を打ち破れることを願おうじゃないか」