マンチェスター・ユナイテッドで活躍したドワイト・ヨーク(37歳)が現役を引退した。昨季末でサンダーランドとの契約が切れていた。

ユナイテッドに所属した4年間で、1999年の劇的なチャンピオンズリーグ優勝、さらにプレミアリーグ3連覇に貢献。アンディ・コールとの「双子」コンビで相手チームに畏れられた。また、トリニダード・トバゴ代表の主将として2006年W杯に出場した。引退後は代表チームのアシスタントコーチになる。

「スパイクを脱ぐ時期が来た。いまでもコンディションは最高だけど、若くはなれないからね。人生のそういう時期に来たということだよ。みんなが僕のことを、笑顔でいいサッカーをやっていたと思い出してくれることを願うよ」
「僕はとても恵まれていた。ロイ・キーン、ポール・スコールズ、ライアン・ギグス、デイヴィッド・ベッカム、ペーター・シュマイケルといったプレミアリーグの偉大な選手たちとプレーできたし、サー・アレックス・ファーガソンという偉大な監督のためにプレーできたんだからね」
「カリブ海の小さな島のビーチにいた少年が、最高レベルで優勝を経験でき、祖国が初めてW杯出場したときの主将を務められたんだ。幸運だったよ」

ヨークは公式戦480試合出場で147得点。そのうちユナイテッドでは151試合出場で64得点を記録した。