元フランス代表FWのダヴィド・トレゼゲ（31歳）は３日、今季末でユヴェントスを退団する意向を示した。

アルゼンチン生まれのトレゼゲは、「（来年）６月でユヴェントスでの冒険を終わりにすることにした。家族と話をして、故郷に帰ることにしたんだ。（それがフランスになるかアルゼンチンになるかは）まだわからない。ユヴェントスで長い間過ごしたから、そろそろ出て行く時期だと思う」と話した。

トレゼゲは2000年にモナコからユーヴェに移籍、2002、03年にはリーグ優勝を経験。また、2006年に降格処分を受けた際には１年でセリエＡへ復帰するためにゴールで貢献した。

昨季はクラウディオ・ラニエリ前監督のもとで出番を失い、今オフにはミランへの移籍もささやかれたが、「セリエＡのライバルへ移ってユーヴェを裏切ることはできない」と話していた。

チロ・フェッラーラ新監督も開幕からの２試合にトレゼゲを起用しなかったが、トレゼゲは「これまではあまりプレーしてないけど、いずれ出番は来る。ベンチにいるのは練習にも刺激になる。今シーズンを楽しんでやるつもりだし、見捨てられた感じはしていない」と話した。