8月15〜16日、GLAYが日産スタジアムでデビュー15周年を飾るライブを行なった。

「THE GREAT VACATION in NISSAN STADIUM」と名付けられたこのイベントは、なんと15万人ものファンを動員。大成功を納めた。もちろんライブを楽しんだブロガーたちの満足度も高く、


    ・15年の歴史を感じる最高のライブでした。ありがとうGLAY
    GLAYへの愛を再認識。素敵すぎて涙があふれて来ました。
    ・ライブに行ったおかげでMYブーム再燃です。今回は一生続くかもしれない。


と、思い思いの言葉で感動を表現。多くのコメントがアップされ、kizasi内での注目度も急上昇した。


「図表入りの記事はこちら」

15年前の1994年、XJAPANのドラマーであるYOSHIKIに認められメジャーデビューを果たした彼ら。その後、8枚目のシングル『グロリアス』で人気に火が付き、『口唇』や『HOWEVER』といった代表曲で一躍スターダムにのし上がった。さらに、1999年に開催された屋外ライブ「GLAY EXPO '99SURVIVAL」では、動員数20万人という大記録を達成。90年代の日本の音楽シーンを華々しく飾った。
しかし、ここ最近はメディアへの露出も減り、人気衰退がささやかれていたのも事実。確かに街中で、彼らの楽曲を耳にする回数も少なくなってきたように感じるが……。


    ・音楽番組そのものがあんまり盛上がってないからね〜。
    ・CD全体のリリースが少なくなっただけで、ファンが離れたわけではない。
    ・テレビ出演より、ライブを中心に活動しているからです。


といったコメントも発見。なによりも、今回の15万人動員ライブが健在ぶりを証明している。
だが音楽業界の流れの中では、90年代にブームを巻き起こしたビジュアル系ロックバンドの衰退が目立っている。そして、その中から抜け出し、国民的に指示を得たアーティストだけが現在生き残っているようにも感じる。そこで、当時ビジュアル系と呼ばれるアーティストたちへのコメントを調べてみると。


    ・Gacktがビジュアル系出身だってことは、もう忘れてください。
    ・今思うとDir en greyはビジュアル系ではなかったように感じる。
    ・L'Arc-en-Cielはビジュアル系バンドではありませんよっ! ロックバンドです!


などなど、ブームを牽引していたバンドのファンたちは、ビジュアル系と呼ばれた過去に大きな不満を抱いている様子。その他大勢の中で異才を発揮し、パフォーマンスのみならず音楽的にも秀でていた彼らを、安易に「ビジュアル系」という枠組みに入れるのは確かに間違っているかも知れない。が、その枠組みにいたことを否定することも、ちょっと違うんじゃあ……。

(佐藤潮/effect)



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