左から、山本浩司、神楽坂恵、結城リナ、小沼雄一監督/「童貞放浪記」特別試写会
 恋にオクテな30歳の童貞男が繰り広げるラブストーリー、映画「童貞放浪記」(8月8日公開)の特別試写会が21日、都内で行われ、主演の山本浩司のほか、神楽坂恵、結城リナ、小沼雄一監督が舞台挨拶を行った。また、試写会後には、AV男優の加藤鷹、全国童貞連合会長の渡部伸氏らが登場し、“大人”のトークイベントが行われた。

 小谷野敦の同名私小説を映画化。東大出身の大学講師、金井淳(山本)は、30歳になる今も「童貞」。出張先で大学院の後輩、北島萌(神楽坂)と再会した淳は、次第に恋心を抱き始め、「童貞」を卒業する決意をするというストーリー。

 童貞役を演じた山本は、「得意分野が来たと思った。表現することに抵抗が無く、真骨頂を出せたと思う」と自信満々。さらに、「役者人生の全てを出し切ったので、どんなに叩かれようが、悔いはない」と言い切った。

 神楽坂、結城によるお色気シーンも満載。風俗嬢役の結城は、「映画の中で、脱いだり、チョメチョメしたりしているが、しっかり見て」とアピール。見どころについて聞かれると、「お風呂に入っているシーンで、マジで(山本の股間を)触って洗っていて、リアルな表情になっている」と裏話を披露した。

 試写会後は、「卒業年齢なんて関係ない!童貞だって人間だ!」をテーマに、加藤鷹、山本、小沼監督、全国童貞連合会長の渡部伸氏によるトークショーが行われた。17歳で童貞を卒業したという鷹は、「アダルトビデオの業界に入ることができたのは、初体験があったから。失敗していたら、いまの仕事に就いていないのかなと思う」と当時を振り返った。

 36歳で童貞の渡部氏は、憧れの鷹を前に緊張した様子。「知識は、誰よりも持っている自信がある」というが、未だ機会に恵まれていないという。鷹は、アドバイスを求められ、「女性は100パーセント大事な存在。常に意識を持っていれば、機会がないっていうことはない。もっと、スケベ心満載で見ていいと思いますよ」とエールを送った。さらに、オナニーは、「17歳で卒業しました」と明かし、渡部氏を仰天させていた。

 作品は、8月8日から、ヒューマントラストシネマ文化村通り他で順次公開予定。

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