フランス代表が2日にサンテティエンヌでナイジェリアと、5日にリヨンでトルコとの親善試合を行なう。各リーグが今シーズンの全日程を終え、多くの選手が休暇に入って1年の疲れをいやす中、代表メンバーにとっては気の毒な日程だ。この気持ちをもっとも素直に表したのが、プレミアリーグ得点王でシーズンを終えたニコラ・アネルカ(チェルシー)。

 アネルカは5月31日付のレキップ紙に、「僕たちは1週間のバカンスを失うことになる。そこに怒りを感じるよ。バカンス前の親善試合が代表の強化につながるかどうか疑問だ」と苛立ちを語った。

 フランス代表のドメネク監督はこのことについて、「あなた方は都合のいい部分だけ引用している」と、アネルカが前述の発言のあとに「でも何にせよフランス代表だ。代表のユニフォームを着ることはつねに気分がいい」と付け加えたのを意図的にカットしたとして、報道陣に対する不快感を示した。