ロナウジーニョ、マチュー・フラミニ、ジャンルカ・ザンブロッタなどを獲得しながら、セリエA開幕から2連敗を喫してしまったミラン。この状況にガリアーニ副会長は当然ながらご立腹。アンチェロッティ監督を呼び出し、緊急会合が行われた。

 色めき立つ報道陣に対してガリアーニ副会長は「今後の対応について話し合っただけ。アンチェロッティを解任しようなどと思ったことは一度もない」と語ったが、これは額面どおりに受け取るわけにはいかない。現実にはアンチェロッティ監督はこれまでも何度も解任の危機を迎えており、その度に乗り越えてきた。

 フロントが積極的ナ補強に成功したにもかかわらず結果が出ていない今回は、もっとも大きな危機と言えるかもしれない。このまま調子が上がらなければ、解任の可能性も十分にあるだろう。