PK戦、決めれば優勝が決まる場面で足を滑らせ失敗したテリー<br>【photo by Kiminori Sawada】

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 PK戦でマンチェスター・ユナイテッド敗れたチェルシー。主将のジョン・テリーは試合後、勝利を呼び込むPKを決められなかったことを涙を流して悔しがったが、フランク・ランパードに代表されるように、チームメートは主将の健闘をたたえた。

「ジョン・テリーは男の鑑だ。最後のPKはあとあとまで残るとわかっているから、自ら蹴ると名乗り出るようなセンターバックはめったにいないよ。誰も彼を批判しない。チェルシーからは絶対にね」と、イングランド代表でもチームメートのランパードはコメントしている。

 また、アヴラム・グラント監督はテリーが泣いていたことに触れたが、「彼はとても悲しんでいた。だが、我々がここにいるのは彼がいたかならなんだ」と、リーダーシップを称えた。

 対戦相手のマンチェスター・ユナイテッドからも、テリーを慰める声が聞こえた。リオ・ファーディナンドは、代表でセンターバックのコンビを組むテリーについて、「JTがPKを決めるだろうと思っていた。練習では彼はPKの名手なんだ。ついてないことに、足が滑ってしまったんだ。どちらかが負けなければならなかった」と話した。

フランク・ランパードフランク・ランパード(Frank Lampard)


生年月日:1978/06/20
所属   :チェルシー
国籍   :イングランド
ポジション:MF