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 今年1月に放送開始した、行定勲監督・竹内結子出演によるストーリーCM「ショコラの見た世界」で、幻想的な映像世界とともにシンディー・ローパーの名曲「True Colors」をカバーしたK。3月に発表したカバーアルバム「The TIMELESS Collection VOL.1」から5ヶ月、今月29日にはヤマザキパンのCM曲としても話題を呼んでいる8作目のシングル「Birth of Treasure」を発表。タイトル通りジャケットでは、愛くるしい赤ん坊が笑顔でこちらを見つめる。

■今年6月に3度目の全国ツアーを行われましたが、過去2回と比べて、新たな挑戦や発見などはありましたか?

K:毎回やる度に、「自分にこんな所があったんだ!?」という発見はありますね。自分には割とバラードのイメージがあって、もちろんバラードも好きなんですけど、アップナンバーもすごく好きで。シングルのカップリングやアルバムでアップナンバーを結構入れていたので、ちょっとずつ増えていっていたんです。今回のツアーでは、立って歌う感じのアップナンバーが半分以上でしたね。自分でもすごくノリノリな感じでライブをやっていたし、結構寒がりなのでそんなに汗をかかないんですけど、終わった後にTシャツがビショビショになるぐらい毎箇所ですごく汗をかきましたね。自分の中に残ったものも多いし、想い出もいっぱいできました。

■今回、新たに行かれた場所はありましたか?

K:青森も滋賀も神奈川も、最終日の高知も初めてでした。新しい場所というのは、どちらかと言うと“ホーム”ではなく“アウェイ”という感じで、実はモチベーションがすごく上がるんですよね!最初ステージに入った時に反応が薄かったとしても、「絶対に最後には僕のファンになってもらおう!」という気持ちになるので、すごく頑張るし。でも、どこも思ったよりすごく熱かったですね(笑)。

■16日に逗子マリーナでのフェスに参加されていましたが、イベントはワンマンよりも“アウェイ”感も強いだろうし、テンション上がるんじゃないですか?

K:上がりますねー!夏フェスは自分でも燃えるんですよ。自分のファンだけのイベントじゃないから、そういう所で自分が強気になるのが面白いですね。だからパフォーマンスもすごく情熱をもってやっています。

■今回の「Birth of Treasure」では、シングルとしては初めて作詞を担当されていますが、歌詞のテーマはどのようにして決まったのですか?

K:もともとヤマザキパンのCMの話があって、テーマが「幸せな家族」「幸せな食卓」だったので。家族と一緒に過ごしていた頃、一緒にご飯を食べたり、旅行に行ったり、自分が幸せだった瞬間を思い出して書いたんです。

■Kさんご自身は、どんなお子さんだったのでしょうか?

K:載せられない位のやっちゃいけないことをいっぱいやったり、やんちゃでしたね(笑)。

■活発な、スポーツとか体を動かすことが好きだったんですね。

K:小学生の頃はサッカー部だったし、その後はずっと剣道をやっていたり、スポーツは今も好きですね。

■自分がご両親から影響を受けていると感じることはありますか?

K:父はすごくしゃべるのが好きなんですよ、だから僕もしゃべったり、人の話を聞くのが好きだし。父も昔は、アーティストになるのが夢だったんですよ。だから音楽に対しての気持ちとか結構、影響を受けたんじゃないかな。

■将来、自分がこんな家庭を持ちたいとか、こんな父親になりたいと想像することはありますか?

K:子供の頃に、自分の親を見て尊敬する瞬間ってなかなか無いじゃないですか。でも、例えば家がすごく大変なことになった時に、そういう問題と一生懸命に闘って解決していく姿を見ていたら、大人になってから「あぁ、こんなに素晴らしい人だったんだ!」って父を見る目がすごく変わって、尊敬するようになったんですよね。僕に子供ができて、その子供が大人になった時「自慢できる両親だなぁ」と思われる人になりたいですね。