■アルバム「Close To Fantasy」には恋愛の曲が多い印象を受けているんですけど、「Possession」の主人公は割と独占欲の強い女の子だったり、曲によって色々な表情が楽しめる作品だと感じているのですが、それぞれの曲の主人公はJYONGRIさん自身に近い感じですか?中には全く違う誰かをイメージされて書いた曲もありますか?

JYONGRI:両方あります。自分のことで始まったのに気が付いたら自分のことではなくなっていたり、空想の世界で書いてたのに気が付いたら自分のことに戻っていたり。集中していっぱい曲を書いていると、その境目が曖昧になってくるんですよ。自分の想いじゃないと分かっていても、感情が入って段々それが自分の想いと勘違いしてきちゃったり。色々あります。

■JYONGRIさんの色んな表情が楽しめるアルバムだと思いますが、11曲を通じたテーマはありますか?

JYONGRI:全ての曲で共通していることは「楽しく書いた」こと。趣味の延長が仕事なので、義務感を感じずに、楽しい音楽。それが伝わればなと思います。

■デビューされてから3ヶ月程が経ちましたが、実感はありますか?

JYONGRI:じわじわと沸いてくるものはあるんですけど、また自分が歌手だという意識は少ないと思います。私のホームページからファンメールが送れるんですけど、テレビに出たりすることがあれば、その都度メールが増えるし、「みんなに聴いてもらっているんだ」「私の音楽が色んな人の手に届いているんだな」と実感しています。今はそれが1番、私の支えになっています。

■音楽以外で、何か趣味はありますか?

JYONGRI:今はあまり趣味に費やしている時間がないんですけど、音楽が仕事になる前は趣味だったので、まだ新たな趣味を探せてないですね。

■音楽はもう完全に仕事という捉え方ですか?

JYONGRI:いや、両方です。趣味の延長でちょっと仕事みたいな(笑)。義務感ではなく、やりたいくてやっているので、まだ趣味の方が勝っています(笑)。

■今は東京に住まわれているそうですが、東京と大阪ってやはり違いますか?

JYONGRI:違いますね。東京は都会なので、大阪の方が元気な気がします。どっちが好きとか嫌いじゃなくて、大阪に住み慣れている分、東京に違和感を感じることはあるんですけど、似ている所もたくさんありますよ。

■「Hop,Step,Jump!」のビデオクリップにお笑い芸人のチャドさんが出てましたが、お笑いは好きですか?

JYONGRI:よく勘違いされがちなんですけど、大阪だからって激しくお笑いが好きなわけじゃないですよ(笑)。新しい人にはあまり敏感じゃなくて、ダウンタウンさんとか日常の会話が面白い人達が好きです。島田紳介さんとか、超面白い!

■JYONGRIさんの公式サイト内の「From JYONGRI」では、JYONGRIさんのお気に入りの曲を紹介されていましたね。

JYONGRI:私の曲だけじゃなくて、他の人の曲もいい曲がたくさんあるので、私が影響を受けた曲も聴いてくれたらなと。私の音楽を好きになってくれるのは嬉しいんですけど、私を好きになってくれなくても、音楽を気に入って欲しいっていう気持ちがあるので。視野を広げてあげるために色んな曲を紹介したり、気まぐれな感じで書いてます(笑)。

■好きなファッションスタイルは?

JYONGRI:昔から思うのが白を着るのが好きで、暗い色を着るのがあまり好きじゃないんですよ。そういうことを言っておきながら、「JYONGRIってこういうファッションだよね」って固められたくないんですよ。だから色んな服を自分の好きな様に着たい、というのが唯一のこだわりです。ファッションは楽しいものなので、着たいように着て、あまり考えない様にしてます。あと、マジで買い物する時は絶対一人で行きます(笑)。