次世代バイオディーゼル燃料を活用したシャトルバス

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いすゞ自動車は、ユーグレナと2019年夏からミドリムシを活用した次世代バイオディーゼル燃料を使ったシャトルバスの実証走行を始める。ユーグレナが横浜市鶴見区内に建設した同燃料の製造実証プラントから、19年夏をめどに供給を受ける。車両の実証走行や性能試験を通じ、同燃料の実用化につなげていく。

12月から、同燃料を含んだ燃料を用いて、いすゞの藤沢工場(神奈川県藤沢市)と小田急電鉄などの湘南台駅(同)間のシャトルバスでの公道実証に取り組む。同燃料に関しては、いすゞが9―10月に実施したエンジン試験で、出力やトルクの性能、排出ガスの質などを確認し、「ほぼ軽油と同等の結果が出た」(一政都志夫いすゞ執行役員)としている。

いすゞとユーグレナは、14年6月に同燃料の実用化への共同研究契約を結んでいる。