2月12日、映画製作会社、ソニー・ピクチャーズは、映画『ピーターラビット』の一場面について、食物アレルギーに苦しむ人々からの批判を受け、謝罪した。写真は今月2日撮影
 - (2018年 ロイター/Mario Anzuoni)

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[ロサンゼルス 12日 ロイター] - 映画製作会社、ソニー・ピクチャーズは12日、人気絵本を実写とCGアニメーションで映画化した『ピーターラビット』(日本公開5月)の一場面について、食物アレルギーに苦しむ人々からの批判を受け、謝罪した。

 同映画は先週、世界各地で公開された。問題の場面は、ピーターラビットの宿敵で、ブラックベリー・アレルギーを持つマクレガーさんが、ラビットたちからブラックベリーを投げつけられるシーン。マクレガーさんはアレルギー反応を起こし、緊急治療薬の投与を余儀なくされた。

 アレルギーを持つ人たちの団体は、アレルギーの深刻さに対する理解を欠いていると指摘。ネット上での批判の声は、映画のボイコット呼びかけにまで発展した。

 ソニー・ピクチャーズは「食物アレルギーは重大な問題だ。漫画であっても、マクレガーさんのブラックベリー・アレルギーを軽く扱うべきではなかった。配慮が足りなかったと後悔している」と謝罪した。