野村克也氏(写真:アフロ)

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読売巨人軍は10日、宮崎キャンプ60周年を記念して、10日に「ジャイアンツ対ホークスOB戦」を開催。11日放送、TBS「S☆1」では、ホークスの総監督を務めた野村克也氏に密着取材した。

OB戦をやったことがないという野村氏は、球場に向かう車の多さを見て「長嶋茂雄を見に来るのにこんだけ並ぶの?」と驚き。「オレは余計だろ」といきなりボヤいた。

41年ぶりにホークスのユニフォームに袖を通した野村氏の元には、試合前にレジェンドたちが集結。長嶋氏や王貞治氏、張本勲氏との「通算2473本塁打」という豪華な4ショット写真には、満面の笑みでご満悦だった。

試合には往年の名選手たちが続々と登場。王氏の一本足打法や、松井秀喜氏のあわやホームランという打球、桑田真澄氏や江川卓氏の投球をはじめ、数々の盛り上がりを見せたメモリアルゲームは、11-3で巨人の勝利に終わった。

試合後、野村氏は「まあ懐かしかった」としみじみしつつ、「オレらはON(王・長嶋)の時代に生きているからね。大谷(翔平)もメジャーに行っちゃうでしょ。これからプロ野球を支えていく人気者は誰だろう?」と、豪華な顔ぶれで華々しかった球界の今後に懸念を示した。

スターが大リーグに次々と挑戦している昨今の日本球界に、野村氏は「お客さんを呼べるようなスーパースターを育てないとな」と、警鐘を鳴らしている。