果たしてドルトムントとアーセナルによる、ピエル=エメリク・オーバメヤンの移籍交渉がまだ破談におわる可能性はあるのだろうか?現在は交渉は行き詰まりをみせており、移籍金額にはまだ大きな開きが見られている。

あくまでドルトムント側は7000万ユーロを求めているのに対して、アーセナル側からの最初の提示は4500万+成果に応じたボーナス500万ユーロが加味されたものであり、さらにkickerが得た情報によれば、先週土曜にドルトムントに訪れたアーセナルのイヴァン・ガジディスCEOからは、改めて提示された内容もさほど変わり映えのないものだったようだ。

そんなアーセナル側の移籍交渉における態度を、ドルトムント側は快くおもってはおらず、話し合いは完全に破談となる恐れもでてきている。一方のアーセナル側の考えでは、プレッシャーがかかっているのはあくまでドルトムント側であり、引き伸ばしを行うことでドルトムントに売却を迫っていく考えのようだ。特にここのところみせていたオーバメヤンの騒動も、そういった流れを助長するものだといえるだろう。

すでにアーセナルとオーバメヤンとの間では、すべてがクリアになっていることが伝えられており、ガボン代表はアーセナルと2021年までの契約で年俸は1000万ユーロ。確かにドルトムントで得ている収入と同額ではあるのだが、あくまでアーセナルの場合は手取りだ。

ただ仮にオーバメヤンがドルトムントに残ったとして、果たしてこれからどうチームに戻っていくのかという疑問もまた残る。オーバメヤン自身はそれだけの行動をすでにチームメイトたちに見せてしまっており、さらにドルトムントのファンからもすでに信頼は失われてしまった。

なおもしもオーバメヤンの移籍となれば、150万ユーロにてオリヴィエ・ジルーがレンタル移籍すると見られている。