お笑いコンビのしずる村上純が『放談ナイト〜Hold on night〜』(フジテレビ系)に出演、かつて番組で共演していた、ロッチコカドケンタロウについて語った。

 2人が出演していたのは、『爆笑レッドシアター』(フジテレビ系)。狩野英孝や柳原可奈子を含む若手芸人8組が出演し、ゴールデンの時間帯に放映されたコント番組だ。村上は番組について振り返る。

「『爆笑レッドシアター』の前身が、『爆笑レッドカーペット』。このスタッフさんが、若手だけでコント番組をやろうと立ち上げてくれて。このとき、ロッチさんは芸歴が一番長いのに売れてなくて、『ジジイがなんでこんなところにいるんだよ』みたいなミニコントとかもやってた。そのときはまだ無名で、2人ともロン毛だった」

 これには共演者から、「(売れて)コカドさんがカッコつけたんだ」と突っ込みが入るが、実際は違うと村上が言う。

「コカドさん、ああ見えてすごい策士で。深夜の『スリーシアター(レッドカーペットからの派生番組)』から『レッドシアター』へ行くタイミングで髪の毛を切り、『小門建太郎』という漢字がわかりづらいからとカタカナ表記にして。

 ゴールデンに上がるにつれて、芸歴と年齢もいっているから、俺たちみたいに『面白いことだけやっていればいいんだ』というのと違って、(一歩引いて)後ろから見てた」

 村上は続けて、『爆笑レッドシアター』で人気となったコカドの「こんにちは根岸」というキャラクターの裏側について明かす。

「『こんにちは根岸』っていうキャラなんですけど、それがけっこう評判になって。なんなら番組の1つのコーナーになるくらい。コカドの野郎は、深夜、みんな頑張ってネタを出しているなか、『こんにちは根岸』がテレビ的にハマるってわかってたから、隠し持ってたんです。深夜時代からネタがあったのに。それでゴールデンでレギュラーになった途端に出して。『(みんな)こいつはやったな〜』みたいになった」

 この話には共演者一同、「めっちゃ頭いい人」と感心しきりだった。

 よほど恨みがあるのか、村上は「これからテレビ見る人に(言いたいのは)、コカドさんは『あ〜』と舌ったらずで(おっとりした雰囲気だが)、あれはもう着ぐるみ。中の人は(裏で)めちゃくちゃ考えているから」と暴露していた。

 番組では「天然でもあるんですけどね。だからみんなから好かれるし、すぐに女の子にも手を出しちゃう」と、冗談交じりにフォローを加えていた村上。現在のロッチの活躍ぶりを、ちょっと営業妨害したかったのかも。