松山英樹【写真:Getty Images】

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プレーオフ第3戦、327yパー4で「圧巻で目覚ましいショット炸裂」が話題も…

 米男子ゴルフのプレーオフ第3戦、BMX選手権(コンウェイ・ファームズGC)第3日は16日(日本時間17日)、松山英樹(レクサス)は1イーグル、4バーディー、5ボギーで「70」。出入りの激しいゴルフでスコアを1つ伸ばすにとどまり、49位としたが、327ヤードの18番パー4では355ヤードを飛ばしすぎる豪快ショットが炸裂。PGAツアーが公式ツイッターに動画付きで紹介し、米メディアも特集するなど、話題を呼んでいる。

 秘めたるパワーが解き放たれた。18番パー4。1オンを狙えるホールで、松山はティーショットを豪快に振り抜いた。しかし、右に逸れた。ギャラリーをすり抜けるように通路で大きく弾んだボールは、そのままコースから大きく外れてしまった。痛恨のミスショットとなったが、注目を集めたのが、飛ばしすぎた飛距離だ。

 PGAツアーによれば、355ヤードだったという。公式ツイッターでは「327ヤードのホールで355ヤード飛ばす」と動画付きで紹介し、世界のファンに驚きが広がっていた。

 さらに、米スポーツ専門サイト「DEADSPIN」は「ヒデキ・マツヤマは舌打ちしたくなるグリーンなど気にしない」と特集し、圧倒的な飛距離について、こう評している。

リカバリーも絶賛「ちくしょう! と吐き捨てたいところ淡々と迅速な脱出」

「ティーショットで355ヤードの圧巻で目覚ましいショットを炸裂させた。しかし一点、問題があった。ここ、15番ホールの距離は、327ヤードしかないのだ」

 飛ばしすぎたあまりに自らを追い込む結果になったことを紹介している。それでも、ここからが松山の本領だ。

「おいおい、なんてこった、ちくしょう! と吐き捨てたいところだが、マツヤマは淡々とソリッドなプレーの続きを始め、パーを確保するためにとても場とは言い難い地点からの迅速な脱出でリカバーした」ときっちりパーをキープしたことを称賛している。

 出入りの激しいゴルフで結果は不満足であっても、局面局面で沸かせるプレーを演じられるのも世界の一流選手の証だろう。最終日こそは安定したプレーで、持ち前の「ヒデキ・チャージ」を炸裂させてもらいたいところだ。