先進的!メルボルンで信号機に「女性」を導入
オーストラリアのメルボルンで、緑や赤の服を着た女性のマークが歩行者用の信号機に取り入れられた。コスモポリタン アメリカ版によると、とある非営利団体が「無意識な偏見をなくす」目的でこのような新しい信号機を導入したそう。
この信号を仕掛けたメルボルン委員会のマルティーン・レッツ氏は「従来の男性の信号機に加えて、女性の信号機を導入するというアイデアで、無意識な偏見をなくすことを目指しています。メルボルンが世界でもっとも住みやすい都市であることは知られていますが、その上で、世界でもっとも平等な都市としても知ってもらいたいのです」と、オーストラリアのメディアに対しコメント。最終的には、男性と女性の信号機を同数設置することが目標にしている。
#Equalcrossings traffic lights up and running at the Flinders/Swanston St intersection @Equalcrossings1 pic.twitter.com/bNOdvhO3Im
- Committee for Melb (@Committee4Melb) March 7, 2017
同団体によると、女性の信号機を12カ月間、試験的に導入するに当たり、税金は投じられなかったそう。というのも、資金を提供したのは地元の電力会社だったから。今後も老朽化した信号機の交換スケジュールに沿って女性信号機の導入を進める予定。
ただメルボルン市の市長を務めるロバート・ドイル氏は、<The Herald Sun>に対し、「男女平等を推進する上であらゆる努力を惜しまないつもりですが、今回の件については、本気か?というのが本音です。このように多額の予算が必要となる行為は、嘲笑を招くのではないかと思っています(なぜ女性信号機がジョークの対象となるかということについて説明をしていないそう)」とコメント。
ちなみに、SNSでは「信号機を女性のサインのものに交換する」「特定の性別のみが信号機に取り入れられている」ことに対してさまざまな声が挙がっている。
Now we've dealt with the evil man crossing lights we are free to solve the final issue facing women everywhere, men holding the door 4 you:
- neggy gearo (@bortofdarkness) March 6, 2017
「男性だけが信号を渡れる」問題はやっと解決! これで女性はどこにでも行けるわ。男性は(やっと空いたドアを)開けたまま押さえておいてね。
Who says it's a little green man? Maybe it was a little green woman wearing trousers all this time https://t.co/jzJan9sk6t #Melbourne
- Sara Phillips (@ms_sara_p) March 7, 2017
信号機の「緑色の人物」が男性だって決めたのは誰? ズボンをはいている女性かもしれないじゃない。
※この翻訳は、抄訳です。
Translation:Rubicon Solutions