クセ毛に悩む女子から大注目!? 今、流行の「髪質メンテ」とは…

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昨年2016年は、化粧水の前に顔につける美容液が人気を集めたように、面からアプローチするだけではなく、“土台から底上げして美しくなる、土台美容”という考え方が話題となりました。この“土台美容”の発想は、現在ヘアケアの分野でも注目されつつあることをご存知でしたか?

近年、ヘアサロンでは開いたキューティクルから栄養分をしみこませ“髪内部を補修する”ヘアエステメニューを提供するサロンが増加中。また、“髪質改善”を謳った美容家電のヒットも記憶に新しく、髪質そのものを底上げするという新しい考え方が、生まれつきのクセ毛に悩む女性から熱い視線を浴びているようです。

そこで今回は、悩めるクセ毛女子500名に調査した“髪質悩みがもたらす影響”と、新しい髪質ケア手法“髪質メンテ”についてご紹介致します。

髪質に悩む女性の8割が“できる髪型が限られる”ことに悩み

画像:ウーメディア ラボ

どんな“髪質悩み”を抱いているかきくと、1位に“髪にくせがある”(76%)、2位に“髪がうねる”(67%)、3位に “髪がぱさついている”(56%)。乾燥など外部要因が原因の1つになるぱさつきよりも、クセやうねりといった、生まれ持った髪1本1本の形状そのものに悩まされているようです。

そんな髪質に対してストレスがたまる人も多いようで、“ちぢれ毛を毎朝ドライヤーでなんとか押さえつけているが、雨の日は何をどうやっても広がってしまう”(26歳)、“髪が硬く、ヘアアレンジが思うようにいかず楽しめない”(28歳)などの声がきかれ、毎日の苦労が伺われます。

実際に“スタイリングをしても長持ちしない”(89%)と答えた人は9割近くにも上り、さらに“できる髪型が限られる”(80%) ことも多くのクセ毛女子に共通の悩みのようです。“髪質悩みのない女性より見た目の印象が下がる”(80%) と感じる人も8割を占め、髪質悩みは見た目へのコンプレックスをも生み出しかねない様子が見て取れます。

クセ毛女子の髪質悩み対策は“髪質メイク”が主流の現状

画像:ウーメディア ラボ

次に、そんな悩めるクセ毛女子たちの髪質悩み対策をききました。結果は、1位に“ヘアアイロン・コテを使用する”(40%)、2位に“スタイリング剤を使用する”(30%)、3位に“美容院でトリートメントを行う”(27%)。<グラフ4> 主に、スタイリングツールやスタイリング剤な どの髪の外側からケアする髪質メイクアイテムを中心に使用していることがわかります。

スタイリング剤などの購入代、ヘアサロンでのトリートメント代など髪質メイクにかかる年間投資金額についてきくと、50,000円以上と答えた人も12%と少なからずいる模様。悩みのない女性と比較して、髪質 悩みのある女性は出費をしつつも毎日悪戦苦闘しているようです。

ただ、そんなくせ毛に悩まされている女性の約8割が髪質を“土台”から変える、髪質メンテを実施したいと考えているそうです。

美髪アドバイザー・田村マナさんにきく“髪質メンテ”の極意とは

クセ毛に悩む女性たちにとって嬉しいのが、髪そのものを底上げする“髪質メンテ”ですね。美髪アドバイザーである田村マナさんによると、髪質メンテで重要なのは、キューティクルを守り、コルテックスにトリートメントでしっかり水分や油分を含ませてあげることなんだそうです。「髪は死んだ細胞ですから、自己修復機能はありません。熱や紫外線でキューティクルが剥がれると再生できないため、しっかりケアを行わないとダメージは蓄積していく一方です。しっかり守ってあげましょう。

最近は、髪質改善を謳ったサロンやサービスが増えていますが、ホームケアでもたくさん髪質メンテができるアイテムが出ています。たとえば、いつものケアにプラスして髪の内部=コルテックスにまでしっかりと栄養を浸透させるヘアパックなどを行うとかなり髪質の仕上がりが違ってきます。オイルは 100%天然のツバキ油やアルガンオイルがおすすめ。びしゃびしゃっと髪に浸透させて30分おくと髪の内部までオイルがなじんで髪のツヤやまとまりが実感できます。」

髪はとても繊細です。体調を崩したり無理なスケジュールで仕事をしていると白髪が増えたり細くなったり、女性の状態を如実にあらわします。そんな大切な髪ですから、ぜひ髪質メンテでスタイリング自在にトレンドヘアも楽しんでくださいね。

※田村マナさん

1974 年東京生まれ。大学卒業後、国際線客室乗務員として全日本空輸(株)に入社。世界中を飛び回る中、機内の乾燥、気圧の変化、時差などの過酷な労働環境により、肌や髪のトラブルに悩まされる。国際線客室乗務員の仲間 100 人と現役時代に基礎化粧品ブランド CA101(シーエーイチマルイチ)を立ち上げる。自社商品の開発、販売にとどまらず、多数企業の商品プロデュースやオリジナルのセルフケア方法を開発。多くのヒット商品を生みだす中、美髪アドバイザーとして美しい髪を手に入れる為の基礎知識やセルフケア方法を広めるべく、講演や TV、ラジオ、雑誌、WEB メディアなど多方面で活動中。
ブログ:http://ameblo.jp/ca101-blog/

【参考】

※ ウーメディア ラボ

【筆者略歴】

WWO編集部

専門家が美容・健康に関する情報を発信する20〜30代後半女性向け情報メディア。自分が「心地よいと感じられる美しさ」を手に入れたいと願う大人の女性に寄り添う情報が満載です。