火災報知機のランプ、なんで「あの形」なの?
[となりのテレ金ちゃん-テレビ金沢]2017年3月8日放送の「仰天コロンブス」のコーナーで、金沢市神宮寺にある「能美防災株式会社」から中継を行っていました。
この会社は、防災システムを取り扱う会社です。
最近のスタンダードは、平面
この会社では、誰もが一度は目にしたことがある「火災報知機」も取り扱っています。火災報知機は正式名称「火災発信機」と言います。
火災発信機は、1958年(昭和33年)ころに作られました。それまでは火災探知機のみしかなかったのですが、機械より先に人が火災を発見した時にも周りに火災を知らせることができるようになりました。
画像はイメージです(Ryosuke Sekidoさん撮影、Flickrより)
ほとんどの人が見たことのあるものは、ランプが丸いものだと思いますが、この形になったのは、1964年(昭和39年)ころで、それまではピラミッド型だったそうです。
見やすくてぶつけた時に怪我をしにくいように丸くなったと言われています。
ちなみにこのランプは「表示灯」と言われ、消防法で「10m離れたところから見える」、「15度の角度からでも見える」とルールが決められています。
ですので、定かではありませんが、この条件を満たすように丸くなったのでは?ということです。
全国的にもこの形が多いのですが、最近は円錐形や薄型の表示灯も多くなっており、2014年にグッドデザイン賞も受賞した「平面型」のものがスタンダードとなっているそうです。
平面というよりもむしろ少し凹んでいるのですが、表示灯のルールもしっかりとクリアしています。
見た目もシンプルで、現代風のデザイン。防災にもおしゃれを意識する時代なのですね。(ライター:りえ160)