久保裕也の“神トラップ”、公式動画で見るとやっぱりすごい
20日のルツェルン戦で2ゴールを決めたヤングボーイズの久保裕也。
特に決勝ゴールとなった2点目のトラップは絶品で、俗にいう“神トラップ”といって差し支えないものであった。
記事内で「足裏でコントロール!?」と?付きで記述したように、はっきりとどのように止めたのかは分からなかったが、ヤングボーイズの公式Youtubeがより鮮明な動画を公開したことでそれは明らかとなった。
一度地面に付いたボールの跳ね返りを足裏、というよりほぼつま先の裏側で勢いを巧みに殺し、シュートを撃てる位置へコントロールしていたようだ(よく見るとユニフォームを引っ張られながら…である)。
あれだけ高く浮いたボールを一度バウンドさせ止めるというのは、直にトラップする以上に難しいはず。これを意図してやったのかは分からないが、トラップ後の焦りを一切感じさせない落ち着きからは狙い通りだったようにも見える。
また、この試合ではもう1つ、そんな久保の技術の高さをうかがわせる場面があった。
こちらは2点目を取る前のシーン。
逆サイドからのロングボールをフリーランで呼び込んだ久保。ボールをピタっと止めたわけではなかったものの、トラップの瞬間にスプリントの速度を全く落とすことなく、高速のパスを難なく自分の領域内に運びゴールに接近した。最終的には相手に寄せられシュートに持ち込めなかったが、動き出しからフィニッシュまでほぼ思惑通りのプレーだったといえる。
久保といえば中盤でもプレーする万能型のFWで、その反面、誰にでも分かるようなストロングポイントには欠けるかもしれない。
しかし昨年配信した、
[Qoly] ヤングボーイズ久保がジダン級アシスト!偶然?狙い通り? https://t.co/UoxncGIY8R
- Qoly.jp(コリー) (@Qoly_jp) 2015年10月20日
この記事のプレーのように高難度なプレーを、それも敵が密集した状況で平然とやってのける一面がある。
こうした一見すると目立たないが実用的な技術は相手のレベルが上がるほど重宝されるものだ。そう、リオ五輪のような大舞台でこそ久保の真価は発揮されるのかもしれない。